ところが序盤にメッセンジャーがスワローズ打線に捕まって7対2…今季の反発力のないタイガース打線では配色濃厚…と思われましたが^^;
ロサリオの2点タイムリーで3点差にすると、中盤に小刻みに点を返し、ついに8回裏に逆転!
8対7のルーズベルトゲームで、9回ドリスで逃げ切りか、と思ったのも束の間…
9回表にスワローズが追いつき、延長へ…
そして11回裏北條選手のサヨナラ犠牲フライで、高校野球並みの熱戦に終止符が打たれました(^^;;
それは5回裏終了時にトイレに行けたことです!
基本的に野球中継ではトイレには行けません。
特に甲子園ですと、放送席は4階でトイレは3階にありますからCM2分の間に行くのは厳しいです…
ところが京セラドームは放送席とトイレは部屋3つ分くらい横、2分間で行って帰れる可能性は高いです。
ただし、トイレの数は限られていますし、他のアナウンサーや解説者も考えていることは一緒!(笑)
奪い合いとなり、先に入られれば2分以内では無理です…
ただ、この日は試合前のマイクチェックの時間が大幅に遅れ放送直前になり、試合前にトイレへ行くことができませんでした(>_<)
しかも、中盤までの展開でロングゲームは必至…(さすがに5時間超えは想定していませんでしたが…)
そこで意を決して5回裏終わりでトイレにダッシュ!
幸い、競合者はおりませんでした(笑)
これがあったので、延長突入も精神的・肉体的プレッシャーを感じる必要はありませんでした!
僕たちの仕事は基本的に放送席を離れることは許されません。
それだけに中継前にトイレへ行くことは、子供の就寝前同等、もしくはそれ以上に大切なことです!
野球は試合時間が読めない競技ですから、尚更です。
ロングゲームの中継は、僕たち実況者にとっては生理現象との戦いでもあるのです(笑)
以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。