月曜日はナレーションの仕事でした。
A4で6枚くらいの内容。
スポーツ系のナレーションなので、情緒的に読む部分と動的にテンポよく読む部分があります。
序盤は順調に進んだのですが、中盤、頻繁に走破タイムが入るようになってから詰まり始めました。
特に苦労したのが「29分19秒」など「きゅうびょう」の部分。
「きゅう」ではなく、「く」と出てしまうのですね。
「か行」に苦労する時は、だいたい「力み過ぎている」ことが原因です。
感情移入しようという気持ちが力みを起こし、無駄な力が声帯に微妙な影響を与えます。
昔の「テープ録音」の時代は「やり直し」は大変で、場合によっては間違ったら「最初から」なんてこともありました。
今はパソコンで「声の編集」が可能ですから楽なものです。
多少、詰まっても「やり直したら終い」です。
それだけ、以前必要だったスキルが必要なくなった時代になったのかもしれません。
「間違ったら最初から」という恐怖感を味わうことは、今のナレーションの仕事からは完全に無くなってしまいましたね。
まあ、月曜日は、時代の進化で僕も助かりましたが・・・
感情移入しても力まないナレーション、まだまだ修行が必要です。スキルもメンタルも・・・。
火曜日は、毎年恒例のアナウンサー仲間とのカニツアーです。
雪深い丹後で、カニづくしです!
以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。
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