「緊張感を受け入れる」 | 現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

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野球・サッカーの実況歴は各1000試合以上、競馬実況数は15000レースを超えています。数多くのシビアな現場を経験してきた現役アナが「喋るスキル」を通して、貴方の才能をアッという間にパワーアップします!

日曜日、京都市内の西側は雪が積もりました。

朝起きたら真っ白。

今週は競馬の担当はありませんでしたが、「雪で開催延期」になったら月曜日を担当して欲しいと言われていました。

しかしグリーンチャンネルを観ると、無事に開催していましたので、安心やらチョット残念やら・・・(苦笑)

夕方に娘と買い物に出かけるまでは、メンタルトレーニングの本を読んでいました。


白石豊さんの「本番に強くなる」。

僕は「本番に強くなるアナウンス講座」を主宰していますから、これは読んだ方がいいでしょう!

実は白石さんの「メンタルトレーニング」のCDセットも持っています。


本番に強くなるためには、プレッシャーを克服することが不可欠。

よく「人前で話すと緊張して、何を話しているかわからなくなる」と相談を受けます。


この時の僕の回答と、白石さんの見解は、ほぼ一致しています。



それは「プレッシャーを受け入れる」。


人それぞれ、緊張すると何らかの生体反応が出ます。

トイレに行きたくなったり、頭がぼーっとしたり、心臓がバクバクしたり、手足が震えたり。

それで「エラいこっちゃ!」でパニックに陥るのが、失敗にハマるパターンです。

僕は、そんな状態を受け入れればいいと言い、自分も「お~、来た来た!」と緊張する自分を茶化します。


白石さんも同じようなことを書いていました。

緊張の生体反応が起こったら「おう、来たか」と声に出して言いなさい、と。

声に出すと、緊張感を突き放して客観視できるそうです。


確かに、緊張状態の自分を「いかに客観視できるか」がポイントだと思います。

僕が自分を茶化すのも、それが目的です。

緊張している自分を突き放すのです。


客観視できると、ほぼ「第一声」で緊張はほぐれます。


緊張は誰でもします。

何千もの中継を担当してきても、いまだに緊張はします。

ただ、その「緊張感に振り回されない」、それが大切だと思います。


白石さんも「みんな一緒やん!」と状況を受け入れることの大切さを説いています。


「本番に強くなる」もっと、このことにこだわって勉強し、このことを伝えていこうと思います。



以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。








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