日曜日、京都市内の西側は雪が積もりました。
朝起きたら真っ白。
今週は競馬の担当はありませんでしたが、「雪で開催延期」になったら月曜日を担当して欲しいと言われていました。
しかしグリーンチャンネルを観ると、無事に開催していましたので、安心やらチョット残念やら・・・(苦笑)
夕方に娘と買い物に出かけるまでは、メンタルトレーニングの本を読んでいました。
白石豊さんの「本番に強くなる」。
僕は「本番に強くなるアナウンス講座」を主宰していますから、これは読んだ方がいいでしょう!
実は白石さんの「メンタルトレーニング」のCDセットも持っています。
本番に強くなるためには、プレッシャーを克服することが不可欠。
よく「人前で話すと緊張して、何を話しているかわからなくなる」と相談を受けます。
この時の僕の回答と、白石さんの見解は、ほぼ一致しています。
それは「プレッシャーを受け入れる」。
人それぞれ、緊張すると何らかの生体反応が出ます。
トイレに行きたくなったり、頭がぼーっとしたり、心臓がバクバクしたり、手足が震えたり。
それで「エラいこっちゃ!」でパニックに陥るのが、失敗にハマるパターンです。
僕は、そんな状態を受け入れればいいと言い、自分も「お~、来た来た!」と緊張する自分を茶化します。
白石さんも同じようなことを書いていました。
緊張の生体反応が起こったら「おう、来たか」と声に出して言いなさい、と。
声に出すと、緊張感を突き放して客観視できるそうです。
確かに、緊張状態の自分を「いかに客観視できるか」がポイントだと思います。
僕が自分を茶化すのも、それが目的です。
緊張している自分を突き放すのです。
客観視できると、ほぼ「第一声」で緊張はほぐれます。
緊張は誰でもします。
何千もの中継を担当してきても、いまだに緊張はします。
ただ、その「緊張感に振り回されない」、それが大切だと思います。
白石さんも「みんな一緒やん!」と状況を受け入れることの大切さを説いています。
「本番に強くなる」もっと、このことにこだわって勉強し、このことを伝えていこうと思います。
以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。
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