言葉のパズル | 剣心一如

剣心一如

『剣は人なり、剣は心なりと言われるように
剣は心によって動くものであり、剣と心は源が一つで繋がってる。
したがって正しい剣の修行をすれば、正しい心を磨く結果になる。』
我が道場の道場旗の一言

まあ。。。剣道以外のネタの方が多いですが。。。ww

昨日





仕事場で





見てた





朝の連続テレビ小説の1シーンで





「お客さんと顧客と何が違うの?」





と言う台詞がありました




















確かに





何が違うのか





辞書で調べてみました





客 =訪問者・買い手・旅人など

顧客=ひいきにしてくれる客






とありました。










同じ





「客」と言う字を使っても





「客」と「顧客」では意味が異なりますね





常日頃





日本語って難しいなって思うんですが





ひいきにしてくれる客





ならば





「顧客」って言い方よりも





「常連さん」って言い方の方が





暖かみがあると言うか





人情味があるような気がしませんか??












「うちの常連さんが~」


「うちの顧客が~」






では





文章自体の





組み立て方も





ずいぶん変わってきます










「顧客」って言い方は





なんとなく





冷めているというか





「データ」的な言い方に聞こえちゃって





普段使いよりは





会社で使うイメージが強いですよね












もう一つ例を挙げると





「あなた」と言う言い方





「あなた」以外にも





「君」「お前」「あんた」などいろいろますけど





これが英語だったら





「you」の一言ですよね???





文章の組み立て方によっては





「your(君(あなた)のもの)」とか「yours(君(あなた)自身)」





などの使い方がありますけど





「あなた」だったら





夫婦間で、夫に対する呼び名的な印象がするんですが





夫婦間以外で





「あなた」と言う言葉を使う場合





言う人によっては





嫌みったらしく感じることもあるんですよ












「君」だったら





上から目線って言う気がしますしね





だけど





「あんた」って言い方は





一見





乱暴的な言い方かもしれませんけど





これもね





言う人によって違いますけど





特に





関西弁で言うと





暖かみと言うより人情が感じられるんですよね










これが





標準語だったら





不快を感じる人もいるかと思いますけど





関西弁ならではの





イントネーションと言いますか





言葉のテンポの中で使うなら





むしろ





的確な使い方ではないかなと思います















「お前」





はね





これもよく





夫婦間で





夫のことを「お前さん」と言う言い方するのを





テレビで見ますけど





これは





年齢的な事が関わってきますよね












どちらかというと





年配の夫婦で使われるような感じがして





これが





20代とか30代の夫婦だったら





なんとなく





しっくり来ない気がしませんか??







50~60代くらいの





様々な経験を積んでこられた夫婦間ならば





「お前さん」って言い方は





一種の尊敬語にも値する価値が芽生えてきているのでは??と












別に





若い夫婦に





そう言うのがないとかそう言うことではないですよ。。。









イメージとしてね。。。





そんな感じがするんです。。。















日本語って





同じ意味であっても





その表現の仕方一つで





文章・相手に対する感情表現の仕方が





ガラリと変わります。










これが





日本語の難しさでもあり





おもしろさでもあると思いますね。





日本全国見ても





全国各地には





それぞれの「方弁」もあります









その「方弁」の使い方によっても





また違う意味合いにもなりますが





「方弁」もまた





無形文化財に等しい





貴重な日本の文化の一つではないか。。。と思います














年末・年始にかけて





来月の





祝賀会の文章作りなどやってますけど





その言葉の使い方によっては





不愉快に思わせる表現にも成りかねません












そのパズルをうまく合わせて





誰もが不愉快に思わず





かつ





こちらの趣旨を伝え





理解してもらえるような





「パズルの正解」を見つけるのが





文章を書く上での





楽しみの一つです


















だから





文章作る時って





必ず





yahoo!辞書のウインドウと





手元には辞書と英和辞典を必ず置いてます















言葉を一つ覚える度に





そこから





また枝分かれして





様々な





言葉を覚え





また使えるようになりますよね☆