学校終わり。
こうやって隣のいない帰り道にも少しずつ。
少しずつ慣れてきた。
半年前までは隣に君がいた帰り道。
談笑して帰った、2人の道はすごく早く、すぐに終わってしまう。
そんな帰り道だった。
君の笑顔が可愛かった。
照れた顔が愛おしかった。
自然に握った手。
君の体温を感じた時に、時が止まればいいのに・・・
なんて。そんなことを考えてた。
女の子が考えそうな女々しいことを。
そんな過去とは対照的に、今の帰り道は、とても長く感じる。
一分一秒。
一歩一歩、歩くたびに時計の針を気にする。
まだ着かないのか。
もう何分だった?
そんなことを何度も・・・何度も。
考えているうちは、完璧に慣れたとは言えない。
まだまだ。
まだほど遠い。
僕はやっぱり重いのだろうか。
もう半年。
忘れるべきなんだ。
なのに・・・。
帰り道一つ。
思い出の欠片の一部分をいちいち拾って・・・
感傷に浸って。
「なんだかなぁ・・・」
彼女でもない女の子。
そんな女の子のことを。
僕はいつまで・・・引きずる気なんだろうか。
歩くスピードが速いと分かったのは、前を歩く人影が近づいてきているのに気付いてからだ。
その人影は二人。
僕とは違った制服。
どこの学校なのかはわからない。
けど、間違いなくわかること。
その二人は恋人だってこと。
二人の距離は近く。
手が繋がっていた。
そして・・・幸せそうな笑顔。
女の子の見上げる可愛らしい笑顔に、男の子の上から見下ろす優しい微笑みと。
それが2人の幸せを物語っていた。
僕は苦笑しながら、彼らの横を通り過ぎて前に出た。
前に出れば、その光景を見なくていい。
見れば見るほど、不快な気持ちになる。
嫉妬・・・ではない。
そこにあった2人の姿は、僕が望んでいたもの。
今・・・もしも。
まだ君がいたら、僕らはこうなっていたのだろう。
そんな過信にも似た欲望であり・・・希望。
僕は、それを見たくなかった。
叶わなかったものだから。
もう。
叶うはずのないものだから。
『友達同士』
それが僕と愛理の関係。
今。
君がいなくなって今、疑問が一つある。
愛理は・・・待ってたのだろうか。
僕からの言葉を。
『好きだ』
その一言を。
それとも、愛理はあのままの関係を望んでいたのだろうか。
君は・・・どんな関係を期待していた?
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すいません><
めちゃくちゃ遅いアップです!
だがしかしかし!!
とりあえず、ストックを溜めたので・・・
明後日からの更新は大丈夫そうです♪
次の更新は23日の午前7時
「ひとり。ふたり。」
です。おたのしみに!!