~side理菜~
「それじゃあ・・・だめなんだよ・・・」
子供をあやすように言った隆弘の言葉で私は涙を流す。
そして、私はダダをこねる子供のように
「でも・・・でも・・・」
涙を流す。
その涙は私の頬を伝って地面に落ちる。
斑点の模様みたいに落ちたその涙の上にまた落ちる。
涙は・・・止まらない。
その時、ドアが開いた。
どっちが出てきたのだろう。
そう思いながら見ていたドアの先には、隆弘の姿が映った。
「隆弘・・・」
私が呟いたその言葉のニュアンスには二つの意味が含まれていた。
それは対照であり、対照でないもの。
隆弘の顔を見れた喜びと、裕哉さんの顔を未だに見ることができない悲しみ。
この二つだ。
隆弘は無言で私の方へ近づいてくる。
そして、気付けば彼は私の目の前に立っていて・・・
「ごめんな・・・」
そう呟いて、人差し指を横にし、私の涙を拭きとった。
「悪いのは私だよ・・・」
「困らせた俺も悪い。選ぶなんて酷だよな」
「でも・・・選ばなくちゃいけないんだよね?」
私は確認をするように彼に尋ねた。
「うん」
私は彼から視線を外して、地面を見た。
地面にはたくさんの斑点模様・・・。
私の涙の跡が残っていた。
すると、彼が私の頭を撫でる。
私は無意識の内に顔を上げていた。
彼の顔が私の目いっぱいに映った。
その顔は少し寂しげ。
だけども、笑顔を浮かべていて・・・。
私の顔に近づいてくる。
「たか・・・」
ひろ。
その声は彼の口の中に消えて音として外に出ることはなかった。
甘いキス。
まだ手に数えきれるほど少ない数のキスだ。
何度もすると薄れる価値は今はまだ貴重で・・・大切で。
甘いだけのキスはやがて濃厚なものへと変わる。
彼が舌を入れてきた。
濃厚に絡まる舌の感触で思わず
「ん・・・」
声を出してしまう。
心地よく・・・幸せな時間・・・。
なはずがない。
私はやっと我に戻って、唇を離した。
「理菜・・・?」
「今は・・・違うよ・・・」
「恋人同士だろ?」
「そうだけど・・・違う」
「俺より、裕哉さんって人の方が大事?」
「っ・・・」
それを言われると何も言葉を返せない。
どっちの方が大事とかはない。
どっちも大事なんだ。
同じぐらい。
失いたくない大切なものなんだ。
その時、ポケットに入っていた携帯からバイブ音が聞こえた。
嫌な予感がした。
とても嫌な予感が・・・。
私は隆弘から離れて携帯電話を取り出す。
メールが一件届いていた。
私は迷うことなくそれを開く。
送り主は裕哉さん。
内容は・・・
「バイバイ」
ただ・・・それだけ・・・。
↑ ↑ ↑
押してください~!!
励みになるので。
アメーバニュースで見たんですが、ファーストキスの年齢。
高校生が一番多いらしいです。
へぇ・・・ww
まあ、平均だーw
とか思いながら・・・。
中学生の人も多いんだなぁ・・・とか思ったり。
中学生・・・すごい・・・。
明日は95話!!
100で終わるかも!!ww