~side理菜~
電話を切って重い足取りで歩く私。
今の電話の意味は何だったのだろうか?
よくわからない。
久しぶりの電話。
久しぶりに聞いた声。
少しだけ・・・ほんの少しだけ。
嬉しくなってしまった。
そんな自分が嫌だった。
いまだに好きだと思っている自分が。
もう終わっているはずの恋なのに。
好きな人はいない。
これが現実になることは難しそうだ。
到底叶いそうにない。
想いはそう簡単には消せない。
会えなければ募る一方で・・・。
裕哉さんへも・・・そして隆弘へも・・・。
その時、頭に何か冷たいものがあたった。
手で触ってみるが、何も感じない。
「なんだろ・・・」
私は空を見上げた。
「あ・・・」
空は漆黒に染まった闇。
そこから白い小さな模様が舞い落ちてきていた。
雪・・・か。
空に浮かぶ白と黒のコントラストは綺麗だった。
でも、それを見ているのは誰かとじゃなくて一人。
隣には誰もいない。
風を遮るものはない。
温もりを感じる場所もない。
頬に雪がかかる。
それが、重力に従って落ちていく。
まるで涙みたいに。
私はその涙を拭いて、歩く。
ゴールなんてない道のりを。
意味をなさない道のりを。
賑わった繁華街。
知り合いでもいるかな、なんて思ったけど、一切誰とも会わない。
今日は完全なる孤独だ。
私が歩く地面だけ一つだけの足音。
カップルが歩く地面は当然のように二つの足音。
不規則な音が鳴るんだ。
私のところだけが、一定のリズムで音を奏でる。
これがどれだけ虚しいことか・・・。
交差点を渡ろうとした時、ちょうど信号が点滅し始めて色を赤に変えた。
私は先頭で色が変わるのを待つ。
大通りの交差点は幅が広い。
たくさんの人がそこを通行する。
だから、私の後ろ、横にはたくさんの人が次々と立ち止まる。
車が絶えず通っているので分からないが、反対側にもたくさんの人がいるのだろう。
車が通行するのをやめる。
信号が変わる。
反対側の景色が良く見えた。
思った通りたくさんの人。
その中には手を繋いで幸せそうな表情を見せる人もいる。
横断歩道を渡って、そんな人たちとすれ違う。
その時、珍しい人を見つけた。
私と同じぐらいの男の子。
下を向いているので顔は見えないけど、背恰好から見て同じぐらいなのはすぐに分かったんだ。
その男の子が1人で歩いている。
いつもなら普通かもしれないけど、今日に限っては普通じゃない。
思春期の男の子が今日の今の時間帯に1人・・・。
その男の子とすれ違う。
男の子は上を見上げた。
悲しそうに。
虚しそうに。
それは雰囲気で察したもの。
目の悪い私は、少し目を細めて彼の顔を確認する。
「え・・・」
その男の子の顔は・・・好きな人の顔だった。
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励みになるので。
やっとここまで進みました~
いや~・・・長かったww
疲れた~。
まだまだ話は終わらないですww
文章が最近やばいなぁ・・・。
誰か、会話文を知的に見せる方法を教えてください!!