43話 意外にも | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

草食系男子とデートとをする中で初めてを体験するには自分から行動を起こすしかない。


そんなことを思った私は、まず、最初。


手を繋ぐことから始めようとした。


女の子から手を繋ぐっていうのはどうなんだろう?


私の理想のデートとはかけ離れたものだった。


ただ、相手の気持ちがわかるわけじゃない。


だから、繋いでいいのだろうか?


そんな疑問が相手にもあるのかもしれない。


・・・そんなことを言うと私にはないみたいだ。


いやいや。


ちゃんとあるさ。


相手が裕哉さんなら。


最悪なことを言っている自分に苦笑する。


どんどん堕落しているなぁ・・・って。


今日のデートは映画だった。


私が見たいものと彼の見たいものが被ったので観ることにしたんだ。


私たちは、チケットを購入して上映時間が1時間後ということだったのでそれまで外でブラブラすることにした。


いつ手を繋ごうか・・・。


そんなことを考えるが・・・。


なかなかできるもんじゃない。


並列に並んでいる彼と私。


手を繋ごうと思えば簡単。


一瞬の動作でできてしまう。


なのに・・・。


できない。


手が動かないんだ・・・。


結局、一時間の間は手を繋ぐことができずに終わった。


なんか、私が草食系みたい。


映画館の中は真っ暗だった。


まあ・・・当たり前だが。


目を凝らして席を見つけて、私たちは隣同士の席に座る。


そういえば・・・。


映画も男の子と二人っきりで見るのは初めてかも・・・。


後ろから三番目の中段。


私たちの後ろには誰も座っていなかった。


となりは家族一家で。


そして、前は・・・カップル。


歳は私たちと同じくらいの学生カップルだった。


その二人は当たり前のように手を繋いでいる。


肘かけに手を置いて・・・。


普通・・・だよね。


恋人なら。


映画が始まる。


いつも通りの眠くなるような宣伝を見ながら色々考えこむ。


私は・・・。


何をしているんだろうか。


根本的なことを考えながら、また罪悪感に苛まれて。


後悔?


違う。


そうじゃなくて・・・。


自分自身に語りかけて、答えて・・・。


私のくせみたいになっていた。


映画が後半の方になる。


意外にも・・・泣きそうになった。


涙腺脆いわけじゃないんだけどな・・・。


異様に感動するラブストーリー。


結末はありがちな主人公が病気で死んじゃうパターン。


こんな良くある話で泣いてしまうとは・・・。


その時・・・。


肘かけにおいてあった私の手の上に、彼の手が重なった。


「え・・・」


思わず声が漏れた。


彼は私の方を見て、照れ笑いを浮かべた。


そして、「ごめん」


彼は小声でそう呟いたんだ。




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あ、あと映画、ユウさんのを使わせていただきましたw