雨の勢いは衰えることを知らない。
激しく強い雨が私を打ちつけ続ける。
そして、私の涙も枯れ果てることなく、溢れ続ける。
恋って辛いもんだよ。
誰かが言ってた。
その時は、あんまり信じてなかったけど。
今は、その言葉の意味がすごい分かる。
痛いほどに・・・。
なんで人は、こんなに辛いのに恋をするんだろ。
友達のままならよかったのに。
恋人にならなければこんな想いしなくて済んだのに。
でも・・・。
それが分かってて人は恋をする。
自分で辛くなる選択をする。
なんで?
わからない。
わからない・・・。
恋をするって最悪だ。
自分を自制できなくなって。
勝手に大好きになって。
想いが止まらなくなって。
告白をして。
振られて・・・辛くなって。
この流れの中にいいことってあった?
これでも、恋をすることに意味があるなんて言える?
付き合えなかったから、辛くなっただけ?
もしも、付き合えたら辛さなんてない?
私はまだ人と付き合ったことがないから正確には言えないけど・・・。
付き合っても辛いことって訪れると思う。
2人にすれ違いが生じて。
喧嘩をして。
泣いて。
別れて。
どれも辛いもの。
ずっと円満にいくカップルなんて存在しない。
辛い思いをする。
それでも・・・人はまた恋をして。
その繰り返しの中で、結婚する相手を見つける。
結婚してもまた喧嘩をすることもある。
もしかしたら、離婚をすることだってあるかもしれない。
そんな未来があるかもしれないのに・・・。
なんて。
こんなことにケチをつけたところでしょうがないのだけれど。
ただの僻みなのかもしれない。
好きな人と付き合えなかった私が・・・。
相思相愛のカップルに向けた。
「もう・・・疲れたなぁ・・・」
私のこの言葉は『恋愛』というものすべてに向けられたセリフ。
こんなことを言っても・・・。
どうせ、変わんないだろう。
私はずっと恋をし続ける。
・・・彼に。
諦めることができない大好きな彼に。
大好きになってしまった彼に。
その時。
「何してんの?こんなところで」
聞き覚えのある声がして、私の頭上に傘が置かれた。
私は、彼の顔を確認するように、顔を上に向けた。
「隆弘・・・?」
「よっ。風邪引くよ?」
そう言って、私に無邪気な笑顔を見せた幼馴染。
隆弘は私の家の隣の隣。
幼稚園からの付き合いの男の子だった。
そのころから、親同士の仲もよく、小さい頃は一緒によく遊んだ。
この歳になると、さすがに二人でどこかで遊ぶとかはなくなったが。
それでも・・・十分仲のいい二人であることは間違いないだろう。
「風邪・・・引きたい気分なんだよ」
「意味分かんないんだけど?」
「分かんなくていいよ」
「・・・なんかあったのか?」
鋭い。
さすがだ。
前からそうだった。
彼はいつも鈍いくせにたまに鋭い一面を見せる。
私が悩んでいる時は抜群の鋭さだ。
まぁ・・・。
幼馴染だからかな・・・。
とはいっても私は彼のことを何もわからない。
私はきっと鈍いのだろう。
何に関しても。
「相談に・・・乗りましょうか?」
彼は、お尻をつけずに、私のとなりで膝を折って目線を同じにした。
傘はずっと私の方にある。
彼の遠いほうの方が少しずつ濡れていく。
隆弘の優しさには感謝するばかりだ。
「気持ちだけで嬉しいよ」
「言いたくない?」
「そうじゃなくて・・・」
「ん?」
「言いづらい」
「そっか。じゃあ、いいや。ねぇ、理菜」
「なに?」
「散歩でもする?」
「は?こんな雨の中?」
「1人でうなだれるよりも、歩きながら違う話をした方が少しは気持ちが軽くなるんじゃない?」
子供らしい笑顔で的確なことを言う。
童顔な彼は、大人っぽい。
私より・・・よっぽど。
「うん。じゃあ、そうしようかな」
私たちは立ち上がって、雨の中ゆっくり河川敷をまっすぐに歩きだした・・・。
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終わらせる場所がなくて焦ってましたww
どこで、終わらせればいいんだ・・・。
みたいなww
今日の小説はどうだったでしょうか?
隆弘が出てきましたね。
中山隆弘はある程度出てきます。
明日は裕哉編です!!