29話 エゴ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side裕哉~


二股。


そうする選択肢もあった。


むしろ、そうしようと最初は思った。


だけど・・・。


理菜さんの告白した時の泣きそうな声。


必死の思いで伝えた僕への想い。


顔は見えなかった。


それでも、なんとなくは想像できたんだ。


理菜さんは本気で・・・僕のことを好きでいてくれている。


そんな彼女に・・・。


二股をするなんてことできるはずがなかった。


僕は彼女のことが好きになりかけている。


あの告白の時に、さらに惹かれた。


初恋の人には及ばなかったけど、その次って思えるくらいに。


そんな彼女からの告白。


それほど、好きになりかけてるんだったら、山口綾香と別れて付き合えばいい。


二つ目にその選択肢が生まれた。


でも、それも削除。


だって・・・さ。


僕みたいな男と付き合って・・・理菜さんが幸せになれるとは思えなかった。


こんな最悪な僕と。


最悪な僕は、簡単に彼女を作る。


二股とかも普通にする。


そんな僕が・・・。


思わず苦笑した。


幸せになってほしいって思った人。


そんな人と・・・僕は付き合えない。


彼女を幸せにできる自信はないから。


彼女を不幸に導くことしかできないから。


彼女を泣かせることになると分かっていたから・・・。


好きになりかけているってことは、完全に好きってわけじゃない。


半端な気持ちで付き合えば・・・。


僕は、自分のせいで流す彼女の涙を見たくない。


それに、僕と彼女が住んでいるところは遠い。


そう簡単に会えない距離。


触れ合うことができない相手を僕は幸せにできる?


即答できる。


無理だと。


「理菜さんは僕と付き合わない方がいい」


だからそう返事を返した。


迷った挙句・・・それが最善の選択肢だと信じて。


本当に最善だったかどうかは別だ。


僕のあの段階での答えがそれだったんだ。


まあ・・・その後。


僕の嫌なところが出た。


「私のこと好きですか?」


理菜さんにそう聞かれた。


僕は好きって答えた。


あの場面で嫌いっていうのが定石。


それが彼女のためでもある。


彼女が前に進むための。


でも、僕には言えなかった。


嫌い。


そんなはずがない。


嘘でも・・・彼女のためでもそんなことを言えなかった。


エゴ。


その言葉を投げかけられても僕は否定しない。


僕は付き合えないといっときながら「好き」って言った。


それは最悪なこと。


相手にいい印象を持たせるため、自分のことを好きでいてほしい。


そういう意味もふくまれた言葉。


けど・・・分かってほしい。


僕は理菜さんのことが好きになりかけているんだ。


理菜さんに届くことはもうないけど・・・。


なんか話が行ったり来たり。


支離滅裂になっているけど。


とりあえず、僕が今後するべきこと。


山口綾香を見ていくということ。


理菜さんに幸せになってほしい。


ただそう願っていること。


一切の手だしをせずに。


理菜さんが好きって思える人と付き合えるように・・・。


僕以外の誰かに。





そして、時は進み・・・。



半年後・・・。




にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してください~!!

励みになるので。


ちょっと、書き方が分からず裕哉の真意がめちゃくちゃになってしまいましたが・・・。


明日からは半年後です!!


この話は8月のなので次回からは2月ですね。


明日からもよろしくお願いします♪