27話 Disappointed love | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

彼にこの言葉はどう届いただろうか?


「・・・」


彼は無言。


今彼はなにを考えている?


「・・・」


私も無言。


彼の返事を待つ・・・。


「えっと・・・」


彼が口を開いた。


ドクン・・・ドクン・・・。


怖い。


怖い。


彼はどんな言葉を言うのだろうか・・・。


「理菜さんは・・・僕と付き合わない方がいい・・・」


ズキン。


胸に何か針みたいなものが突き刺さって、鼓動が停止した。


「なんで・・・ですか?」


「僕は東京に住んでて、理菜さんは愛知。2人の距離が遠すぎる・・・」


「遠距離恋愛は無理ってことですか?」


「2人が触れあうことができない恋愛。それだとすぐに終わってしまいそうな気がするんだ・・・」


言っていることはもっとも。


だけど、告白の返答としては少し納得がいかなかった。


諦めるのが難しい。


だって彼は、私のこと好きとも嫌いとも言っていないのだから。


いっそ。


嫌いと言ってくれれば。


そうすれば・・・諦められるのに。


「裕哉さんは・・・私のこと好きですか?嫌いですか?」


「僕は・・・」


彼は少し考え込む。


また、無言の時が訪れる。


ザァァァァ。


外から雨の音が聞こえる。


大雨。


今日天気予報は晴れって言ってなかったっけ・・・?


「理菜さんのこと・・・好きだよ」


・・・最悪だ。


彼はなにを考えてるんだろう?


それがもし、彼特有の優しさから出るものだったとしたら・・・尚更。


彼のその優しさは私を傷つけているだけ。


ここでの優しさは・・・私に諦めさせることじゃないのか・・・?


「好き・・・なんですか・・・」


「うん・・・」


「それでも付き合えない?」


「ごめん・・・」


「分かりました。じゃあ、切りますね」


「うん」


彼の申し訳なさそうな声を聞いて、私は電話を切った。


と同時に涙が流れてくる。


頬を伝って・・・膝の上に乗せていた枕の上に落ちる。


一粒・・・。


一粒・・・。


最初はゆっくり、少なくだったけど。


どんどんその量は増えていって・・・。


枕の色がどんどん変色していく。


涙に浸食されていく。


私は、自分の部屋を出て、階段を下りる。


そして、玄関に行き、靴を履いた。


「どこに行くの!?」


お母さんの声が私の背中に当たった。


「・・・」


私はその声を無視して外に出る。


大雨が自分の体にもろに当たる。


雨が私の涙を隠してくれる。


私は、近くにある河川敷に向かった。


ザァァァ。


雨は衰えることなく、私に大量の水を浴びせ続ける。


河川敷に着いて、私は草の上に座った。


草は濡れていて、冷たい。


川の流れは異様に早い。


この雨が続けば、氾濫するかもしれない。


私は天を仰いだ。


顔に雨があたる。


「うわぁぁぁぁ!!」


とめどなく流れる涙。


ついに私は感情を抑えられなくなっていた。


大声で泣いてしまった。


誰もいない河川敷。


そこに私の声が響き渡る。


失恋。


その痛みを・・・。


その苦しさを・・・私は今初めて知った。


それも・・・。


好きって言われたのに・・・。


「これじゃあ・・・諦められないよ・・・」






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昨日は更新できなくてすいませんでした。


さぁ・・・。


裕哉の答えの真意はいかに!?


何で振ったのか?


裕哉編で明らかになるかもですww


明日も理菜編は続きます。