10話 最悪? | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

彼女の家の前に着く。


家の電気は消えていた。


・・・誰もいないのだろうか?


僕がそんな疑問を心の中に抱いていると、


「今日・・・親いないんですよ」


苦笑いを浮かべながら彼女が言った。


「いないん・・・ですか?」


「はい。今日の昼から旅行に行くらしくて・・・」


「理菜さんを置いて?」


「はい」


「なんか可哀想ですね」


「そうですか?私・・・行きたくなかったのでむしろ良かったです」


「親、嫌いんですか?」


「そんなことないですよ。ただ、この歳で親と一緒に旅行はなぁ・・・って」


「高校生だとそうですよね」


「裕哉さんは親と行きますか?」


「行きませんよ。だからこうして一人で来てるんですよ」


「あ、確かに。でも、すごいです」


蛍光灯が力なく僕らを照らす。


弱々しい光は、理菜さんと同調する。


今の理菜さんの表情と似ているんだ。


「そう・・・ですか?てか、今日理奈さんは家に1人なんですか?」


「そうですね」


「兄妹とかは?」


「あ、いますよ。兄が1人。ただ、今日は帰ってきません」


「なんでですか?」


「大学生なんですけど、今日はサークルの合宿らしいので」


「じゃあ・・・今日は完全に1人なんですね」


「そう・・・です」


「心細くないですか?」


僕はさっきから、なにを聞いているんだろうか?


「さぁ・・・どうでしょうか?雷でもこない限り大丈夫ですね」


冗談交じりに彼女はそういった。


「雷ですか。もうこないんじゃないですかね。さっき一度雨降ったから」


「そうですか?また来るかもしれないじゃないですか」


「来たら?」


「ん~・・・」


理菜さんは手を軽く握り、口元に置いて考える。


「布団にくるまって寝てます」


「それでなんとかなるんですか?」


「・・・無理ですね。じゃあ、どうしましょう?」


「僕に聞くんですか?」


「あはは。それも違いますよね。一番いいのは、誰かが傍にいてくれることなんですけど」


理菜さんは控えめな表情で積極的なことを言う。


「誰か、呼べばいいんじゃないですか?」


僕は意地悪だろうか?


分からないふりをしてとぼける。


というより、わかりたくなかっただけ。


僕を誘ってくれている彼女。


恋人でもない関係の相手なのに、その人の家に行くのはいいものなのか・・・?


確かに、僕は彼女のことが気になってはいる。


でも、好きにはなってない。


『遊び』


そんなよこしまな気持ちでこの娘の家に入っていいのか・・・?


急に偽善ぶった自分に驚く。


その時、脳に直接声が響いた。


悪魔のささやきともいえる声が。


今まで、どれだけの女の子と付き合ってきた?


その女の子たちにお前は本当の恋愛という意味で付き合ってきたか?


違うだろ?


どれも、適当に、本気にならないで付き合ってきた。


1人の人だけを見てきた。


それが急に変わるのか?


例外が生まれるのか?


その1人への想いはそんな脆かったのか?


・・・違う!!


僕はその声に反論する。


ただ・・・僕は目の前の女の子を傷つけたくないだけ・・・。


反論が成り立ってないのは分かっている。


この子だけ特別扱いして、他の子を傷つけているのだから。


まず、これがただの自惚れなのかもしれないけれど。


というより、そうであってほしい。


「・・・意地悪ですね」


「なにがですか?」


「・・・裕哉さんにそばにいてほしいなぁって・・・」


「まだ・・・今日会ったばかりですよ?」


「初めてってこですか?」


「はい」


「あなたはそうかもしれないけど、私は・・・」


彼女は下を向いて、大きく息を吐いた後、僕の方を見た・・・。





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更新遅くなりました。


すいません。


なんか、ぐだぐだと続いていますが・・・ww


もう少し、グダグダの後に、話が変わっていきます!!