話していて自分が少し無理をしていることに気づく。
普段とはキャラが違う。
こんな人ではない。
上手くは言えないけど。
猫を被っている。
その意味が今ここで初めて分かった気がした。
彼から何の部活に入っているのかを聞かれた。
答えづらい。
なんで?
だって、答えたら相手の部活も聞く流れになる。
そしたら・・・。
彼が答えた部活が陸上じゃなかったら。
人違いだって確定となる。
嫌だ。
聞きたくない。
今目の前にいる人が好きな人である保証はないのだから。
・・・だったら聞けばいい。
好きじゃないなら、それまでのこと。
違う。そうじゃないんだ。
もし違っていても、少しずつ彼に惹かれている自分がいるんだ。
だから違ったら複雑。
変な感情が私を襲う。
そんな曖昧な気持ちになるのが嫌でその話だけは避けたかった。
だから、柄にもないことをして見せる。
「ん~・・・秘密です」
自分の口元に人さし指を置いて少し可愛らしく。
・・・こんなことをした自分を鏡で見たら壊れそうだ。
そして、知り合いの誰かに見られても。
「秘密かぁ・・・。じゃあ、これは教えてくれますか?」
「なんですか?」
「名前、教えてください」
・・・。
これも、嫌かもしれない。
自分の答えた後、彼は確実の自分の名前を名乗るだろうから。
彼の名前・・・か。
思い出しかけているんだ。
好きだった人の名前を。
私は目を閉じた。
アナウンスの声が聞こえる。
『第4レーン・・・小林君』
思い出した。
完全に。
その人の名前は小林。
私は目を開けて、彼の方を見る。
そして、不服そうに
「名前・・・ですか」
「嫌ですか?」
・・・ここで嫌といえば名乗らなくていいかもしれない。
でも、それは失礼じゃないか?
人として。
なら・・・
「先に教えてください」
「僕・・・ですか?」
「嫌ですか?」
同じ言葉を返す。
「そんなことないです。僕は・・・」
さぁ・・・何て答える?
彼が名前を言う瞬間。
すべての音が止んだ気がした。
鳥の鳴き声。
車のエンジン音。
人の話し声。
すべてが。
それは魔法のように。
唯一聞こえたのは、風で木々が葉を揺らす音。
その音は自分の心臓の音と重なる。
ザァ・・・ザァ・・・
ドクン・・・ドクン・・・。
「僕の名前は小林裕哉です」
この瞬間。
私は顔に出さずに喜んでいた。
必死に出さないように・・・。
飛び跳ねて喜びたいくらい。
それくらい嬉しいことだった。
だって・・・だって。
目の前に大好きな人がいる。
そんな人と話すことができた。
手が届かない。
会うことがないと思ってた人と。
だけど・・・。
今思えばこれは失敗だったのかもしれない。
好きな人。
大好きな人。
この人と出会ってしまったことが・・・。
そのせいで、私は・・・。
味わったことない辛さを身に受けることになる。
・・・・けどさ、もしその未来が見えていたとして。
私は声をかけることをやめただろうか?
やめないだろう。
・・・初恋の人なのだから。
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励みになるので。
テスト終りました~
夏休みです。ただ、成績が・・・w
成績表郵送されなくていいわ・・・。
そういえば、夏休みの目標を立てました。
小説に関することです。
僕は今、四人の小説ブロガーさんの小説を読ませていただいてるんですが、
みなさん、とびぬけたものを持っているんです。
ストーリー構成がうまく、引き込まれるような話を書かれる方だったり、
感情表現が上手い方だったり、
すべてが整って完璧な方だったり。
それで、僕がマネしたいって思うのがあるんですよ。
書き方の表現が上手い方がいるのでその人のを。
何かを例えに出したり、感情の表しかたがすごいんですよ。
数名の読者様はどの方かわかったかもしれませんが・・・ww
今、その人の小説を何度も読んで研究中ですww
あ~・・・長くなりました。。
では、また明日!!