1話 物語の幕開け・・・。 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

僕が君と出会ったのは1年前。


暑い暑い夏のことだった。


その頃僕は高校3年生。


受験を控えていた夏。


ただ、僕は推薦で大学に行くことが決まっていたから勉強なんてしてなかったけど。


夏休みのある日、僕は1人で旅行に向かった。


遠い遠い名古屋まで。


僕が住んでいる東京からはずいぶん遠かった。


だからこそだ。


近くへ行く予定はさらさらなかった。


初めての1人旅。


鬱になりがちな僕は、それを改善するための・・・。


いや、それは違う。


ただ、現状が嫌になりすぎていて逃げ出したかった。


ただの現実逃避だ。


何が嫌だったか?


さぁ・・・そんなことはわからない。


特にこれっていう理由はない。


強いて言うなら・・・全部。


今の人生が嫌だった。


嫌いだった。


周りのすべてが。


そんなのは贅沢なことだって分かってる。


普通の人生を送っているのだから。


普通の生活を送れない人は平凡を望む。


だけど、僕は普通を手に入れていた。


そんな、普通を手に入れた普通の僕はさらに上を望んでしまう。


楽しい人生を。


普通じゃない人生を。


望んでも何も変わらない。


普通が嫌で、逃げたところで何も変わらない。


なら僕は何で旅に出る?


・・・わかんない。


そんな僕が名古屋という地域で二度目の恋をすることになる。


この時はそんなこと予想だにしてなかったけど。


だって目的は恋愛探しじゃないのだから。


全く知らない地。


僕は駅について、周りの人についていき、駅を出た。


僕はまだ1人で駅を出る力もない。


その言い方は語弊があるか。


普通の電車は大丈夫だ。


新幹線がダメなだけ。


乗ったのはこれで4回目。


今までの3回は行事とか。


みんなにただついていっただけ。


こんな僕。


ダメな僕。


そんなダメな僕はこの1人旅の計画も何も立てていなかった。


その場その場でなんとかなるだろう。


そんなことを考えていたから。


駅を出たら日差しが僕をこの地に来るのを拒むかのような照りつけをみせる。


「暑っ・・・」


8月11日。


まあ、当たり前といったら当たり前の気候だ。


雲はほとんどなく、風も吹かない。


最高の天気だ。


それと同時に最悪の天気でもある。


まずどこ行こうか・・・。


駅から出て第一歩。


左と右とまっすぐ。


3つの道が目の前に広がる。


・・・。


この時、もしも左やまっすぐを選んでいたらどうなっていただろう?


1つのカップルの恋愛を壊すことなく・・・。


そして、自分が苦しむことなく過ごすことができたのかもしれない。


それとも・・・。


僕と君が出会うことは・・・。


運命だった・・・?


左へ行ったところで、まっすぐを行ったところで君に会った?


・・・確かめようがない。


あの時の僕は、迷った末に一番人が多そうだ、そんな理由で右に曲がったのだから。


初めての土地はすべてが興味の対象になる。


一つ一つの建物。


駅前にいる、ビラ配りの人とか。


なにが東京と違うか。


そんなことを比べる。


僕はきょろきょろ周りを見ながら、歩いていく。


たくさんの人が通り過ぎていく中、1人の女の子が僕の横を通っていく。


その子は思わず振り返ってしまうほどかわいい子で・・・。


だけど、振り返ったころには顔は見えなかった。


見えたのは後ろ姿。


華奢で、身長の低い女の子。


多分高校生。


制服を着てたから。


ただ・・・。


もう会うことはないだろう。


その時はそう思った。


だけど、これが運命の始まり。


僕と君の・・・。


甘美で虚しい物語の序章の幕開けとなったんだ・・・。





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一話更新!!


まだこれだけだと分かる情報が少ないですが。


この物語はこれからの流れから結末までほとんどが決まっています。


だから書きやすいです。


あと、音楽変えました。


どうですか?


微妙だったらまた変えますww


ではでは!!