僕と紗希は何度も唇を重ねる。
お互いを求め合うキス。
舌を絡ませて、手を絡ませあって。
恋人握りをしながら、お互いを見ながら。
これが兄妹だ。
ありえない。
うん。きっとありえない。
放課後の理科室は誰もいなかった。
机の影。
そこで隠れながら僕はら唇を重ねる。
廊下から僕らを発見するには相当眼を凝らさなければ見つからないだろう。
「紗希・・・」
「なに?」
「大好きだ」
「私も」
恋人みたいなやり取りをしながらキスをする。
恋人みたい?
いや、違う。
恋人だ。
「翔、私たち、今すごくいけないことしてるんだよね?」
クスッと笑う紗希。
「そうだね。こういうところでするの嫌?」
「そんなことないよ。こういうスリルもいいかも。翔は?」
「僕も。つか、僕らの恋愛は常にばれちゃいけない恋だけどね」
「ばれたらどなるかな?」
「・・・その相手によるんじゃない?」
「お母さん」
「考えたくもないな」
苦笑しながら僕はもう一度キスをする。
考えたくもない。
そうは言ったが、いつかは起きてしまうことだ。
この関係はずっとは続かない。
だから、考えなくてはならない。
僕らの関係の終わらせ方を。
終わらせ方。
すごく嫌な響き。
恋っていつかは終わる。
それは誰もが分かっている。
それでも、人は誰かに恋をして。
キスをして。
セックスをして。
抱きしめ合う。
愛を確認し合う。
人知れぞれ方法は違うけど。
そして、終わる。
昔は好きだったけど、好きじゃなくなってとか。
違う人ができたとか。
結婚対象には見れないとか。
そんな贅沢な理由で。
うざい。
僕らなんて・・・。
好きなのに・・・。
大好きなのに・・・。
別れなくちゃいけないっ・・・!!
上目遣いでキスを待つ紗希。
可愛らしくて、しおらしい。
離したくなくなる。
いつか・・・他の男とキスをする紗希の姿が浮かんだ。
・・・嫌だ。
絶対に渡したくない。
僕は紗希を抱きしめる。
「紗希・・・ずっと僕のそばにいてくれ」
叶わない。
言ってもしょうがないことを言う。
「うん・・・。絶対そばにいるから。翔のこと好きだもん」
紗希も僕の背中に手をまわしてくれた。
幸せだ・・・。
この瞬間が。
なにを考えず、紗希だけを見ていられる。
紗希を感じていられる。
・・・。
時が止まればいい。
このまま・・・。
ねぇ・・・神様。
もし、あんたが本当に存在してるなら。
僕に紗希をください。
他になにもいらない。
紗希がほしい。
紗希だけがほしい。
お願いだ・・・神様・・・。
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励みになるので。
なんだかぁ・・・。
この感じはww
展開があんまり進んでないですが。
もうすぐ、動き出します。
2人の未来は・・・いかに!!ww
明日は大介編です。
47話「一生会えないんだ・・・」
お楽しみに♪