45話 嫉妬 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side翔~


7月3日。


通常通り学校があった。


一時間目はHR。


卒業旅行の班を決めた。


まだまだ先の話なのだが、やることがなかったのでということらしい。


それが決まって、休み時間のこと。


「宮野」


先生が僕を呼んだ。


「なんですか?」


「小林先生が話があるらしい。あとで行っとけ」


めんどくさ・・・。


「小林先生、今どこにいるかわかりますか?」


「1年3組じゃないか?次もHRだから担当の教室にいるだろ」


今日の1、2時間目はHRが続く。


だから、いちいち職員室に戻らないで教室に残る先生も多い。


うちの担任もその一人だ。


「わかりました。今行ってきます」


僕は1年の教室に向かう。


階段を下りて、4階下にある学年のクラスへ。


10分しかない休み時間でここを往復しなくてはならないと思うと少し嫌な気分になる。


・・・何でこの学校は7階だてなんだよ。


心の中で悪態をつく。


1年3組・・・1年3組・・・。


僕は目当てのクラスを探す。


その時、視界に紗希の姿をとらえた。


紗希は女友達と談笑しながらこっちに向かってきていた。


まだ、彼女は僕の姿に気づいてはいない。


笑顔で楽しそうな紗希・・・。


その姿を見て。


一瞬・・・。


ほんの一瞬あり得ない感情がよぎった。


・・・嘘だろ。


なんてことを思うが確かにあったんだ。


僕の心に。


嫉妬・・・その感情が。


相手は女の子。


それでも・・・。


紗希を笑顔にしていいのは僕だけ。


・・・最悪で重い。


妹をここまで好きになっているんだ・・・。


紗希が僕に気づく。


「翔!!」


僕の方に小走りで近づいてくる。


さっきまでと『変わらない』笑顔で。


「紗希」


僕は小声で彼女の名前を呼んだ。


「何?」


猫みたい。


可愛らしい顔で上目遣いで僕を見ている。


そんな紗希を抱きしめたくなる。


独占欲が沸く。


「放課後・・・理科室来て」


「なんで?」


「なんでも」


「・・・?わかった」


紗希は頷く。


僕は、紗希の頭を撫でて、隣を通り過ぎていく。


紗希の友達と目が合う。


確か・・・由衣ちゃんだっけか。


「紗希と仲良くしてあげてね」


「はい」


笑顔で言った僕に笑顔で返してくる。


優しそうないい子。


そんな彼女に嫉妬心を抱いた僕は・・・。


あはは。


内心肩をすくめて苦笑する。




嫉妬。


それは恋をしている者なら・・・。


恋人がいる者ならあって当たり前の感情。


だけど・・・。


きっと僕の嫉妬は異常なんだろう・・・。


相手が妹なんだから。


妹を自分の物だけにしたい。


そう思っているのだから。





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今日は七夕ですね。


みなさんはお願い事をしましたか?


僕は、特にしてないですけどww


ではでは♪