25話 大好きだよ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「いってきます」


私と翔はそう言って家を出た。


一緒の登校だ。


いつも通り乗る翔。


恋人なのに・・・少し不満。


「どうした?」


「わざわざ二台で行く必要あるの?」


「は?」


「翔の後ろに乗りたいな」


すると、翔は顔を赤くして「え!?」


「だめ・・・?」


上目遣いで手を重ねる。


知ってるよ?


翔がこれに弱いこと。


「っ~・・・。分かった。じゃあ、後ろ乗りな」


「うん!」


私は荷台に横向きで乗る。


最近の女の子はまたいで乗る人も多いけど、スカートが・・・。


なんて思って私は横で乗る。


まあ、バランスは崩れやすいけど。


そこは翔の腕次第でどうにかなるだろう。


「じゃあ、行くよ」


「うん」


翔は自転車を漕ぎだす。


大きな背中。


頼りになる背中が私の目の前に・・・。


無防備で・・・。


そこにある。


私はその背中に手をまわして抱きついた。


「うわっ!?」


自転車が揺れる。


「嫌だ?」


「そうじゃなくて・・・。いきなりだからびっくりした」


「嬉しい?」


「・・・さあね」


翔は漕ぐスピードを上げた。


風が当たる。


温かく優しい風。


私たちが付き合うことを祝福しているような・・・。


なわけないか。


近親相姦。


兄妹というものは結ばれてはいけない。


そんな法律があるのだから。


法律は絶対。


犯してはいけないルールだ。


昔は兄妹が結婚してはいけないなんて決まりはなかった。


だけど、逆に身分によって恋愛の自由は拘束されたりもしていた。


今はその反対。


恋愛は自由。


どんな人と結婚してもいい。


いくら年上でも、いくら年下でも。


女性は16、男性は18を超えていれば結婚もできる。


国際結婚も認められている。


でも・・・兄妹は禁止されている。


血のつながりの問題らしい。


そういうことをよく知らない私には難しい。


だけど、一つ言いたい。


それってなんか不公平じゃない?


・・・。


なんて。


法にイチャモンつけても何も始まらない。


私は、今が幸せならそれでいい。


線路の横を通る。


これはいつものこと。


電車が通るたびに、耳が痛くなるんだ。


だから通る前にこの道を抜けたい。


そう思う。


だけど、今日は違った。


一つやりたいことがあった。


そのためには・・・。


後ろから、電車が来るのが見えた。


少しづつ音が大きくなってくる。


「翔・・・」


「何?」


その声が聞こえたところで電車が私たちの真横を通る。


「大好きだよ・・・」


「え!?何・・・?聞こえない!」


電車が通り過ぎていく。


「あはは。なんでもな~い」


私はもう一度翔に抱きついた。


ほんとは、お互いの気持ちを知る前にやった方がロマンチックだっただろう。


だけど、これでいい。


これがいい。


辛い時に言ってもさらに辛くなるだけ。


幸せな今。


この今で言うことに意味があると思うから・・・。





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今日は比較的短いですが・・・。


書く時間があまりないので・・・。


すいません。。


サークル忙しすぎるんです。


昼休みなくなるしww


疲労が・・・。


では、学校行ってきます!