麻衣が僕のことを好きだとして・・・。
だから何なんだ?
大介は僕に好きでもない女の告白しろと?
そうすれば絶対に麻衣はOKするから。
そう言いたいのか?
今日一日の授業が終わって下校の時間となる。
「帰ろうぜ、大介」
「あ・・・ごめん。今日はこの後用事があるんだ」
「なんの?」
「これ」
大介は左手の小指を立てて照れ笑いを浮かべた。
「まじか」
「うん。だから先に帰ってて」
わかった、僕はそう言って教室から出た。
廊下を通って、階段を下りて下駄箱に向かう。
下駄箱で靴に履き替えて外に出た。
日差しが少しずつ沈み始めて、もうすぐ夕焼けに変わるだろう。
僕は、それに背を向けて歩き出す。
校門を出て、最初の信号。
渡ろうとしたら、青の信号が点滅し始める。
「やべ・・・」
走って渡ろうとしたその時だった。
「翔君!!」
僕はその声で立ち止まった。
信号が赤に変わる。
振り返るとそこには・・・麻衣がいた。
「麻衣・・・?どうした」
麻衣は走ってきたのか、息を切らしながら膝に手を置く。
「・・・はぁ・・・はぁ・・・翔君の後ろ姿が見えてさ」
「だからって追いかけてこなくても・・・」
「翔君に、話したいことがあってさ」
麻衣のその言葉を聞いて、体育の後のことを思い出す。
僕を見ていた麻衣を。
そして・・・あの時の無言で肯定をしていた大介のことを。
「なに?」
少し僕は身構える。
次にくる言葉は果たして何なのだろうか?
「私・・・翔君のことが好き」
予想通りの言葉。
それがいいんだかよくないんだかわからないけど。
誰かと付き合ってみろよ。
大介の言葉が脳裏をよぎる。
だけど、それは・・・やっぱり相手に失礼・・・。
「ごめん・・・僕は・・・」
「知ってるよ」
麻衣は僕の言葉を遮る。
「え・・・なにが?」
「翔君に好きな人がいること」
「は・・・?」
「妹さんのことが好きなんだよね?」
「・・・」
僕は何も答えられなくなる。
無言なのは肯定を表す。
大概そういうものだ。
今の僕がそうであるように・・・。
「やっぱりそうなんだ」
「大介に聞いたのか?」
「うん」
「だよな。知ってるのあいつだけだし」
「ごめんね」
「・・・引くだろ?実の妹に恋をする兄」
僕は苦笑にしながら天を仰いだ。
車が動きをやめて、信号が変わった。
でも、僕らは動かない。
周りの人々は僕らを不思議そうに見ながら通り過ぎていく。
「そんなことないよ。誰に恋心を抱くかは自由だし」
「ありがと。で、それを知って何で告白した?」
「翔を・・・」
初めて、僕を呼び捨てで呼んだ麻衣は少しずつ僕に近寄ってくる。
そして、眼前まで近寄ってきて・・・・。
「妹から解放させてあげようと思ってさ」
誰・・・?
そう思うぐらいの麻衣の変化。
いつもの彼女からは想像できないような言い方。
表情。
すべてが初めて見るものだった。
妖艶。
その言葉一番近い表情。
だけど・・・何か違う?
「かい・・・ほう?」
「うん。大介君から全部聞いてるよ。妹のことで悩んでるって。妹を妹として見れない自分が嫌だって。妹は自分にそんな感情を抱くはずないのに、自分だけがこんな感情を抱いていて嫌になるって。だから・・・」
「だ・・・か・・・ら・・・?」
「私を利用して?」
「利用って・・・」
「妹を忘れるために私と付き合って・・・ってこと」
「そんなこと・・・」
僕の次の言葉は封じられる。
麻衣が僕の唇を自分の唇でふさいだことによって・・・。
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麻衣のキャラが・・・ww
好きな人がいると知ってて近づいてくる麻衣。
いい女の子ではないですねw
小説のストックがない~ww
あ、最近みなさん小説とかブログの紹介とかやってる方が多いので
僕もやってみようかななんて思ったり思わなかったりww
とはいっても、五人くらいしか書く相手思い浮かばないですがww
それに、このブログだと宣伝効果薄いw