11話 壊すべきもの | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

麻衣はそのまま舌を絡めて来て、唾液を入れてくる。


「・・・!」


僕は反射的に麻衣から離れた。


「なに・・・してんだよ?」


うろたえる僕の声。


「何ってキスだよ。恋人の証である・・・ね」


「いつから僕は麻衣の彼氏になった?」


「今この瞬間から」


「俺は・・・」


「他の選択肢はないよ。妹を恋愛対象から外したいんでしょ?」


「う・・・ん・・・」


「なら、決まり。今日から翔君は私の彼氏だね」


ニコッと麻衣は笑った。


その表情を見て少し安心した。


いつのも麻衣の表情だ。


さっきまでの雰囲気が違う麻衣じゃない。


「こらからよろしくね」


麻衣が手を差しだす。


「うん・・・」


僕は歯切れの悪い返事を返して、麻衣の手を握った。


********************


それから、数日が経った。


恋人としてスタートした僕と麻衣。


だけど、この数日間。


手を繋ぐけど、キスはしなかった。


だから、もちろんセックスなんてものは一切ない。


僕にキスをした時の麻衣は異常。


おかしかった。


多分今の麻衣はが本当なんだろう。


恋愛経験がほとんどなく、キスもできないウブな女の子。


そして、大介がもう話をしてもいいんじゃないか?


そう言ったので僕は妹と会話をするようになった。


前と同じように。


ずっと話さないと、妹と兄という関係すら壊れてしまうかもしれないから。


それすらも壊す必要はない。


壊すのは、僕が持ってしまっている妹への恋愛感情だけ・・・。


「ねぇ翔君!!」


昼休みのことだった。


「なに?」


「図書室いこ!!」


「なんで?」


「イチャイチャしたいから」


「キスもほとんどしたことないのにイチャイチャですか?」


「キスするだけがイチャイチャじゃないでしょ?」


ごもっとも。


「私・・・翔君にずっと触れてたいんだよ・・・」


そっと、麻衣は僕の手を握り締めた。


本当に麻衣は僕のことを好きなんだなと実感する。


罪悪感。


麻衣のことを好きではないのに付き会っている自分。


そんな自分にいらだちを感じる。


いくら、麻衣がその事実を知っているといっても。


もし、僕が麻衣のことを好きだったらすべてが解決する。


お互いに両想いで、禁断でも何でもない普通の恋。


そうだったらどれだけ幸せだろうか。


でも・・・実際はそんな簡単にはいかない。


「好き」っていう想いは理屈じゃない。


本能で感じるもの。


・・・矛盾?


うん。矛盾してる。


恋愛は理屈じゃないのに、誰かと付き合うという理屈で解決しようとしているんだから。


麻衣は僕の手を引いて、図書室に向かう。


「てか、なんで図書室?」


「基本的に人がいないから」


階段を上って廊下を進んでいくと図書室が見えてきた。


そして、中に入った時・・・。


「あ・・・」


「あ・・・」


声が被った。


目の前にいる女の子と。


その女の子は・・・。


紗希だった・・・。




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眠いですww


小説のストックがやばくなってきたんで、もうすぐ


日常なりブログ紹介なりを入れたいと思っています。


ブログ紹介なんですが、書くな~って人は言ってくださいww


否定されない場合は書くのでww


今書こうと思っているのは、よくコメントをいただいている4人の方と


僕が最初に読んだ小説の方です。


あー学校めんどくさいww