9話 僕のことを好きな人 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side翔~


やっぱり・・・辛いもんだな。


近くにいるのに話すことができない。


いっそ、遠くにいてほしい。


そんなことを思ってしまう。


「言うと思った」


呆れ気味な大介の表情。


「なら、なんでそんなアドバイスしたんだよ」


少しイラッとしながら言った。


「それで、丸く収まれば一番いいと思っただけ。収まんないなら・・・」


「収まんないなら?」


「他の女の子と付き合え」


大介は何でもないかのようにそう言った。


「好きでもない女の子と?」


「そう」


「そんなことできるわけないだろ」


僕は即答する。


「なんで?」


大介は、バスケットボールを人差し指だけで回しながら言った。


今は体育の授業中。


バスケの試合でDチームとCチームがやっているので僕の所属しているBチームは観戦中だ。


ちなみに、大介はAチーム。


「普通に考えておかしいだろ」


人差し指でボールを回せない僕は、腕でボールを転がす。


「なにが?」


からかうような笑みを浮かべる大介。


多分、今から僕が言う言葉を分かっているのだろう。


「付き合うのは好きな人。それが当たり前だろ?」


僕の真剣な眼差しを見て、苦笑しながら大介が反論しようとした時・・・


先生がホイッスルを鳴らす。


「次はAチーム対Bチーム!!」


僕のチームと大介のチームだ。


僕は、ゼッケンを着て自軍のコートに立つ。


ジャンプボールの後、ボールを手にしたのは大介。


大介は、一人、二人かわして、僕の前に来た。


完璧な動き。


全く無駄がない。


「翔・・・」


「なんだよ」


僕は抜かれないように真剣に構える。


「お前は妹ばかり見すぎなんだよ。たまには他の女の子も見てみたら?」


「見ても、妹しか好きになれないんだよ」


「・・・だから!!」


大介は、目にもとまらぬ速さで僕をかわしてスリーポイントのゾーンからシュートを決めた。


「誰かと付き合ってみればって言ってるんだよ。そうすれば、考え方も変わるかもしれないしな」


恋愛の何もかもを分かっているかのようないい方。


大介は彼女が基本的にいなかったことがない。


誰かと付き合っている。


それが、毎回好きな人だったか。


そう聞いた時、大介は即答した。


「違う」って。


そこが僕と大介の差なんだろうな。


サバサバしている大介と重すぎる僕。


どちらがいいか。


その答えを僕はまだ知らないけれど。


体育が終わって、教室へ戻る。


着替えながら大介がさっきの話を続ける。


「付き合う気は起きた?」


「微妙・・・かな。まず相手がいない」


「相手・・・いるだろ?」


「誰だよ」


「・・・鈍感が」


「は?」


「気付けよ」


着替えが終わって、続々と教室に入ってくる女子。


その中に1人。


僕の方をずっと見続けている女子がいた。


「男も女もそうだけど、好きなやつのことって無意識のうちに目で追うんだよ」


「・・・麻衣が僕のこと好きってこと?」


「・・・」


大介はなにも言わずに自分の席に戻っていった・・・。




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いや~・・・。


今日は何日かぶりの上機嫌です♪


面白いことがあったのでww


まあ、この上機嫌度は一日で終わると思いますけどねww


明日学校だしww


今日はこっちでは雨が降っていますが・・・。


みなさん、この日曜日はどうお過ごしですか?