8話 二つのことが | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「・・・っ」


私は何とか立ち上がって教室に戻っていく。


その途中の廊下で、篠崎君に会った。


篠崎君は私を見るなり「どうしたの!?」


驚きながらそう言った。


「なにが?」


「目が真っ赤だよ・・・」


「ああ・・・なんでもないよ」


私はそう言って目を押さえる。


「大丈夫?」


「大丈夫だって」


私が努めて明るくそう言うと、篠崎君は


「こっちきて」


私の手を強引に引っ張っる。


「どこに行くの?」


「・・・」


私の問いに篠崎君は何も答えず、ただ腕を引っ張り、どこかへ向かう。


そして、理科実験室の前で立ち止まった。


次の授業でこの教室を使うクラスはいないらしく、教室内にも、その近くにも誰もいなかった。


ワイワイ、ガヤガヤの擬音は遠くの方からしか聞こえない。


真昼にも関わらずついている蛍光灯の下。


眩しくない光が照らす下で・・・。


「どうした・・・の?」


「宮野さんの・・・泣き顔を見たくない」


「・・・え?」


彼が何も言いたいのかわからない。


「だから!俺が・・・宮野さんが涙を流さないように守っていきたい」


篠崎君は顔を赤らめながら言う。


「・・・それって」


「俺は宮野さんのことが好きだ・・・」


時が止まる。


今私は初めての告白を受けた。


愛の告白ってやつを。


「え・・・と・・・」


私は答えに戸惑う。


何て答えればいいのかわからない。


ドラマで見たこととかしかないんだから。


「答えは、今度でいいよ」


篠崎君はそう言って、走って私の前からいなくなった。


ポツン。


一人ぼっちになる私。


好きだ。


その言葉を言われた時からずっと、心臓がいつもとは比較にならないスピードで鼓動をしている。


翔と麻衣さんのことで頭がいっぱいだったのに。


また、新たな出来事が追加されて頭の中がぐちゃぐちゃになっていく。


好きだ。


この言葉が頭の中でリピートされる。


私、翔君の彼女なの。


この言葉が頭の中でリピートされる。


・・・。


「もう何なんだよ・・・」


目がまだ赤い。


そんなことを気にすることなく、私は教室へ戻って行った。


****************


由衣から、どこ行ってたの?


そう聞かれたが、私には答える気力はなく


「色々・・・」


そう答えた。


私の暗い表情で何かを察したのか、由衣はそれ以上何も聞いてこなかった。


・・・ありがとう、由衣。


私は内心で彼女に感謝をしながら帰りの支度を始めた。


五時間目と六時間目はペンを持ったまま黒板を一度もみなかった。


勉強なんてできるはずがない。


この状況で、授業だからなんて割り切れるほど器用じゃない。


げた箱で、靴に履き替える時一枚の手紙が入っていた。


篠崎君から。


内容は、返事が言いにくかったら手紙とかでもいいです。


返事待ってます。


それだけが書いてあった。


私は複雑な気持ちで、この手紙をポケットにしまった・・・。





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なんで今日学校があるんだぁ・・・。


なんて思いつつ・・・。


小説更新しました。


愛の告白ですよ。


みなさん何回されましたか!?


赤裸々に!!ww


ちなみに僕は・・・。


切なくなるからやめよう!!


告白された紗希の答えは・・・?