74話 Possibly | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「明日、予定ないよね?」


佳純がないのを前提に聞いてきた。


なにか、それが少しイラッとする。


「なんで?」


「聞いてみただけ」


「そういう佳純は何かあるの?」


「私は女友達で遊ぶよ。亜美も来る?」


「いかない」


「なんで?あ、別にお金は必要ないよ?」


「そういう問題でもなく・・・。別に外に出るのがめんどくさいからだよ」


私はため息をついて、ちらっと横目で椎名君の方を見た。


椎名君は・・・予定あるのかな?


そんなことを考えながら。


「嘘だぁ。新しい彼氏でもできたんじゃなくて?」


「しつこいなぁ。そんな人いないって」


「ふ~ん。じゃあ、好きな人は?」


「え・・・と。いない・・・かな」


即答できなかった自分に驚いた。


「・・・いるんだ?」


すかさず佳純が突っ込んでくる。


「どっちでもいいじゃん」


私は席から立ち上がった。


「あれ・・・怒っちゃった?」


「別に・・・。トイレ行ってくる」


佳純・・・なんか今日鋭いな。


それか、私が分かりやすいだけか・・・?


明日はクリスマスイブ。


明後日は誕生日。


特に何もない二日間。


『寂しいの?』


声があざ笑うかのように言った。


「黙ってよ。うるさいなぁ・・・」


トイレで鏡の前に立ち、自分の顔を見る。


不機嫌そうな顔。


笑顔を作ってみる。


けど、それはすぐに崩れる。


目元にはクマができていて、多少のニキビ。


みんなの方がよっぽど可愛く見える。


化粧を少なからずしているみんなの方が。


童顔で可愛らしい顔立ちと言われてきた自分。


「どこが・・・」


私は苦笑した。


教室に戻ろうとした時、始業のチャイムが鳴った。


「・・・やば。始まっちゃった」


私は、急いで教室に戻る。


けれど、先生は来るのが早く授業が始まっていた。


シンとする教室。


この中に入るのはさすがに無理かも。


私は教室の中に入るのをあきらめて、屋上に向かった。


中学もそうだったけど、なぜか私がいく学校は屋上は解禁となっている。


普通の学校は開いてないはずなんだけど。


7階までの階段を上って、外へとつながるドアを開ける。


外はあまり寒くなく身構えていた私は少し拍子抜けしながら、壁に寄りかかった。


地面に座って辺りを見渡す。


屋上には今でも忘れられない思い出がある。


三年前。


晴香が祐二に告白をしようとした時のこと。


私はその時、ドアの陰から2人を見ていた。


告白しないように・・・。


そう祈りながら。


そして、私の願いどおり晴香は祐二に告白しなかった。


私には嬉しいことだったけど、今でも疑問に思う。


あの場所、タイミング。


告白する条件はそろっていたはずなのに。


それでも、晴香は迷った挙句やめた。


あの後、晴香は『勇気が出なかった』とか言っていたけど。


私はそんなようには見えなかった。


なら、他の理由があった?


断固たる決意を揺るがすほどの?


私は頭をフル回転して考える。


・・・もしかしたら。


あの時、気のせいかとは思ったが晴香と目が合うシーンが一度あった。


その時の晴香の表情は・・・。


今だからこそ気付く。


あの時は、告白しないでって思いでいっぱいいっぱいだった。


その後も、付き合っているのを隠すのでいっぱいいっぱいだった。


けど今は、全く関係ない。


だから、あの時の疑問の答えを導き出せる。


晴香は・・・私と祐二が付き合っていたのを知っていたのかもしれない・・・。




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勝手にキャスティング!!



佐藤晴香・・・石原さとみ


藤崎亜美・・・榮倉奈々


榊原祐二・・・生田斗真


田代浩平・・・錦戸亮


前原佳純・・・吉高由里子


高崎愛美・・・堀北真希


椎名雅樹・・・小池徹平



・・・凄い無理ある!!


みなさん、制服なんて着れるのか!?ww


最初はジャニーズの若いのとAKBでやった方が面白いんじゃないかと思ったんですが、


知らない方も大勢いると思ったのでこうしてみました。


さぁ、80話が最終話となるこの作品。


このタイミングでまさかのキャスティング!!ww


クリスマスイブ、どうなるんでしょうか?