73話 二日後は | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

家の最寄り駅で降りた私。


街並みはやたらと明るい。


「そっか・・・そう言えばもうすぐ・・・」


木につけられた色とりどりのライトを見て思いだす。


もうすぐクリスマスだった。


そして、クリスマスの日はなんと私の誕生日でもある。


だからと言って何かがあるわけでもない。


元々、クリスマスに何かもらえるわけでもないし誕生日に何かもらえるわけじゃない。


今回のクリスマスイブは確か金曜日。


私にとってはただの平日。


バレンタインデーに一つもチョコレートを貰えない男子と同じ。


まあ、外が明るくて少しはいいのかもしれない。


私の暗い気分をほんの少しだけ明るくさせてくれる。


今日は12月22日。


クリスマスイブまであと二日。


私の誕生日まであと三日。


祐二と晴香はその日、一緒に過ごすのかな・・・。


そんな疑問を抱く。


過ごしても過ごさなくても私に直接影響があるわけではないけれど。


「クリスマスかぁ・・・」


私はイルミネーションを見つめる。


恋人で一緒に過ごしたい?


違うといえば嘘になる。


ただ、どうしてもお金を使ってしまうクリスマス。


相手にプレゼントを買わなくちゃいけないし。


そんなことを考えたら必要ない。


そう思ってしまう。


恋人よりもお金。


まるで、彼氏よりも仕事っていってるモテない社会人の言い訳みたい。


寒い中、イルミネーションを見て楽しんでいるカップル。


そして、レストランでいつもなら食べないようなご飯を食べてワインを飲んで。


そのレストランはもちろん夜景の見えるレストラン。


その後に、ホテルに行って。


初めての経験をする・・・。


それが私が想像するクリスマス。


大人同士の。


今の私たちのクリスマスはどんなのが理想だろうか?


普通だろうか?


イルミネーションで有名な街をひたすら歩きまわって、お腹がすいたらどっかのファミレスに入って。


誰も人がいない暗闇に行って。


そっと優しくキスをして。


何でも経験積みの彼氏が相手なら、ドキドキしながらホテルに入っていくのかもしれない。


そんなクリスマスを毎年、カップルは過ごしている。


私もいつかは・・・。


なんてくだらない期待をしてみる。


一条の風が吹いた。


「あ~・・・寒い」


身を震わせながら私はゆっくりと歩く。


治ったとはいえ、完治はしてないであろう風邪。


また、ぶり返さなければいいけど・・・。


前を見る。


こっちの方へと歩いてくるカップルが視界に入った。


歳は・・・私と同じくらい。


多分高校生だろう。


手を繋いでし幸せそうなオーラがビンビンと伝わってくる。


人通りの少ないこの時間帯。


もうすでに10時30分はまわっている。


こんな時間にデートか。


やるなぁ。高校生カップル。


ふいに、男の子の方が周りを確認し始めた。


何やってんだろうか・・・。


その男の子は周りに私しかいないことを確認すると、何度か私の方をけん制するように見る。


お互いの距離が近づく。


そして、すれ違った後、私は意味もなく彼らの方を目で追った。


男の子が彼女の手を引いた。


そして、キスをする。


舌を絡めるキスを。


そういうことか。


私がすれ違うのを待っていたらしい。


すれ違ったら誰も2人を邪魔する存在はいないから。


ただ、私・・・見ちゃってるけど。


まあ、でもなんか可愛くていいかもね。


キスしたいんだけど、人が見てたらできない。


だから、唯一、前方に歩いている人を避けるためにその人が通り過ぎるのを待つ・・・か。


浩平なら、何事もなくキスするだろうな。


祐二なら、絶対に人が来ない場所でするだろう。


椎名君だったら・・・。


全く何も想像できない・・・。


というか。


彼が誰かと付き合っている姿がまず想像できないから・・・。


いや、違うかもしれない。


もしかしたら・・・。


「あはは・・・。まさか・・・ね」





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昨日、ブロがーさんのをまねして勝手にキャスティング!


をやろうと思ったんですが、亜美が決まらない!


という事態に。。


他は決まったんですけどね~w


決まったら、書くので見ていただければありがたいです。


モデルがいた方が、僕の伝わりにくい分も少しはマシになるかと・・・。


亜美の最後のセリフ。


「あはは。まさか・・・ね」


にはどんな意味が込められているのか。


分かる人にはわかると思います。