「藤崎さん!」
椎名君の声が聞こえる。
私はゆっくりと目を開けた。
椎名君の顔は目を開けた私を見てほっとした顔。
だけど、その顔は暗くてあまりよく見えない。
なんで暗いの?
ここはどこなの?
「っ・・・」
頭が痛い。
「大丈夫?藤崎さん・・・」
「う・・・ん」
私は辺りを見渡す。
機械の箱の中。
やっと現状を理解した。
というより思いだしたという方が正しいだろう。
「私たち・・・閉じ込められたんだね」
「うん・・・。それより、藤崎さん。熱ある?」
「・・・なんで?」
「藤崎さんの体を起こそうと肌に触った時、異様に熱かったから」
「大丈夫。大したことないよ」
私は支えてくれていた椎名君の手をどかして、立ちあがった。
ふらつく体。
「それより、どうしてこのエレベーター止まったのかな・・・?」
「故障か停電か。どっちかだと思う」
椎名君は困り顔を浮かべて私を見た。
「そっか・・・」
足だけで立つのが厳しくなってきた私は無意識のうちに壁にもたれかかっていた。
けっこう重症かもしれない。
額を触ってみる。
おいおい・・・。
朝触った時より熱い。
これはやばいなぁ。
私は苦笑しながら天を仰ぐ。
が。
そこにあるのは当然空ではなくて鉄の箱の上部なんだけど。
「大丈夫?本当に・・・」
「しつこいって。大丈夫だよ」
彼の優しすぎる心遣いに苦笑する。
その時だった。
学校の放送が校内中に響き渡った。
その内容は停電が起きたというもの。
もうすぐ、電気は回復するだろうということ。
この二点だった。
それを繰り返し何度もいっている。
「放送って電気使わないの?」
「どなんだろうね。回線が違うとかかも」
「ふ~ん・・・まあ、とりあえずこれが早く動いてくれると有難いんだけどね」
「そうだね。今日は寝坊するしエレベータは止まるし散々だ」
椎名君は俯きため息をついた。
「こんなこと滅多にないよね」
私はカバンから手鏡を取り出した。
「なにそれ?」
「何って・・・手鏡だよ」
貧乏な私の唯一のおしゃれアイテムってとこだ。
「そんなの普通持ち歩くの?」
「そりゃあ、女の子ですから」
「初めて知った」
椎名君は目を丸くする。
「・・・椎名君って女の子と付き合ったことある?」
「・・・ありません」
あ・・・やっぱり。
「恋愛とか・・・ゴホッゴホッ!!」
せき込む。
「大丈夫!?」
椎名君が私の背中をさすった。
「大丈夫。てか、ただの風邪だから」
「ここから出たら、保健室行った方がいいよ」
「遅れてきていきなり保健室?それはさすがに・・・」
「体の方が大事だろ?」
真剣な眼差しで私を心配してくれる椎名君。
その目は正義感いっぱいで優しくて。
淀んだ私とは正反対だった。
↑ ↑ ↑
押してくれると嬉しいです!!
今日の小説は少し短いです。
そして話がなかなか進まない。
すいません・・・ww
そして、今日は入学式です。
スーツ嫌だなぁww
昨日、夜にいただいたコメントまだ読んでいません。
時間がない!!
あとで読ませていただきます。
いつもありがとうございます☆
では、行ってきますね♪