65話 休めない | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

まあ、当然といえば当然のこと。


昨日あれだけずぶ濡れだったんだから。


「今日学校休んだ方がいいんじゃない?」


制服に着替える私を心配そうにお母さんが見る。


「大丈夫。それに今日バイトあるし」


『新品』という言葉が似合わなくなったブレザーに袖を通す。


「バイトは夜でしょ?それまで休んでたら?」


「夕方。今日のバイトはファミレスだよ?学校の近くにある」


「でも・・・」


「それに、これ以上学校休むとやばいんだよ。欠席数がただでさえ多すぎるんだから」


私の欠席数はもうすぐで出席日数の四分の一くらいになりそうだった。


バイトが午前中から入ったりとかのせいで。


午前中のバイトもなかなか休むことはできない。


その収入がなければ破産してしまう。


高校生の出費は半端じゃない。


入学費、授業料は免除になったが、他にも払うものがある。


だから、今もいっぱいいっぱい。


「今日は学校終わってそのままバイト行ってだから23時くらいに帰ってくるよ」


「無理しないでね・・・」


不安げに見つめる母に背を向けて私は家を出る。


「うん。行ってきます」


そう言って。


歩き出してすぐに足元がふらつく。


さすがに熱がありすぎるか・・・?


さっき体温計で測ったら39.5度だった。


多分、結構やばい状態なんだろう。


だけど、家で休むわけにもいかない。


まあ、どっちにしろ・・・。


私は財布を取り出して中身を見る。


この金額じゃ薬も買えない。


「どれだけ貧乏なんだよ」


私は苦笑いを浮かべて歩く。


歩くスピードはいつもの半分くらい。


それに真っすぐ歩けない。


駅に着くのどれくらいかかるんだろうか・・・。


いつもより20分くらい多くかかるかもしれない。


・・・。


遅刻なら許容範囲だな。


私は時間内に着くことをあきらめて、ゆっくりと歩く。


遅刻なら欠席には換算されないし。


電車に乗って、学校の最寄りの駅まで向かう。


学校の最寄りの駅に着いたころには、もう始業の時間になっていた。


ここから学校までは10分。


思ったより早くこれた。


私はその10分の道のりを20分かけて歩く。


すれ違う人のほとんどが私を一度は振り返る。


その理由は、私の美貌に・・・。


ってわけじゃない。


残念ながら。


高校女子が顔を赤くしながら千鳥足で歩いているからだろう。


けれど、私はそんな視線を気にしてきちんと歩けるわけじゃない。


意識して歩けるもんなら最初からそうしてるし・・・。


学校に着く。


がしかし。


正門は閉まっていて入れない。


遅刻してきた生徒はこの門を乗り越えるか、裏門まで回るか。


この二つのどちらかを選ばなくてはならない。


ここの学校の生徒の大半は運動神経がいい。


だから、みんな門を乗り越えるわけだが・・・。


今の私にそんな芸当ができるわけじゃない。


いつもならスカートの中が見えないように気を使いながら乗り越えるのだが。


私は額に手を当てる。


「熱っ・・・」


私は自分の体と相談した結果。


・・・裏門に回ることにした。




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新展開・・・とはいってもまだ、何も起きてないですけどね。


次回起きるんです。


それにしても、作者のレパートリーのなさ。


また、熱!?みたいなww


晴香も熱で亜美も熱かい。


・・・申し訳ありまあせん。


ただ、違うところは、晴香は休んで亜美は学校に行くというところです。


ここが2人のちがいですかね。


これがもたらすものとは・・・。


明日のタイトルは『アクシデント』です♪


お楽しみに!!



やってみたかったww