浩平から言われたとおり私はベッドに横になって彼が戻ってくるのを待った。
階段を上る音が聞こえる。
高校の同級生と同じ屋根の下で二人きり・・・か。
「濡らしてきたよ」
浩平がそう言って部屋のドアを開けた。
「ありがと」
「うん」
彼はベッドの端の方に座って私の額にタオルを乗せた。
「冷たっ・・・」
「そりゃそうだ」
浩平はクスリと笑う。
「なんか・・・ありがとね」
「いやいや。俺は晴香が好きだから」
浩平が顔を近づけてくる。
「え・・・」
なに?
その言葉を発する前に・・・。
私の唇がふさがれた。
一瞬の出来事で何が起きたのかまだ私は理解してない。
数秒たって、彼が唇を離した。
そこでやっと何が起きたのか理解した。
今、私は浩平とキスをしたのだと。
私は思わず自分の唇を手で触る。
そして、なぜだか涙が流れてきた。
「ごめん。嫌だった?」
焦りながら浩平は聞いてくる。
「いや・・・そうじゃないけど・・・」
私のファーストキスはあまりにも突然。
何が何だかわからないうちに・・・。
「じゃあ、もう一度キスする」
「ちょっと待って・・・!!」
その私の言葉を彼は無視してもう一度唇をふさいだ。
そして、今度はさっきとは全く違うキス。
舌を入れてきたんだ。
やめて!!
それは声にできない叫び。
彼から離れようとするが、浩平が私の方を掴む手は強く離れることができない。
ただでさえ、力がほとんど入らないっていうのに・・・。
彼の舌が私の舌に絡む。
異様に上手い彼のディープキス。
それだけでは飽き足らず、今度は浩平の左手が私の服のボタンを外していく。
彼はキスをしながらそれをやる。
ずいぶんと慣れた手つきだ。
私の上半身は下着一枚となった。
そこで、やっと浩平は唇を離した。
「何してるの・・・浩平・・・」
「何って・・・キスしたんだしその流れだよ」
当然のように浩平は言う。
「嫌・・・やめてよ・・・」
「ここまで来てやめてはないだろ」
浩平は下着のホップを外した。
私の胸が露出する。
「キャ!」
私は手で胸を隠す。
「恥ずかしいの?」
彼は微笑しながら私の手をどかす。
私の体はまだキチンということを聞かない。
そのせいで浩平の軽くでも全く抵抗できない。
「やめて・・・」
さっきまで流していた涙がまた流れてくる。
今度はさっきとは段違いの多さ。
その涙の意味は今度は分かる。
私のスカートを脱がす浩平。
この男を少しでも好きだって思って・・・。
信じて・・・。
裏切られた・・・。
「ねぇ、晴香ってまだ経験ない?」
「うん・・・。だからやめて・・・」
「やだ。まあ、大丈夫だよ。子供ができないようにはしとくから」
彼は、ポケットから財布を出して・・・。
あ・・・。
みたことがある物。
そう。あれを手に取った。
「やめて!!」
私は今までに出したことがないぐらいの大声を出した。
「諦めろよ。俺は今日は熱で抵抗できないだろう晴香とするために来たんだから」
そのいやらしい顔に背筋が凍りついた。
「どうせ、少しは俺のこと気になってただろ?」
「・・・」
私は無言で彼を睨みつける。
否定ができないから。
「安心しろよ。少し痛いだけだから」
裸にされた私。
抵抗ができない私。
そんな私に、彼は当たり前のようにセックスを強要しようとしている。
この時初めて知った。
田代浩平に人間としての心がないことを・・・。
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押してくれると嬉しいです!!
なんか、アクセスできないらしいですね・・・。
ということで、少し表現を変えました。
これで、大丈夫ならいいんですけど・・・。