「じゃあ・・・入れるから」
浩平は私の耳元でそう呟いてズボンを脱いだ。
「けだもの・・・」
私はそんな彼に罵倒を浴びせるのが精いっぱい。
「けだもの・・・ねぇ。確か最初のころあいつもそんなこと言ってたな」
「あい・・・つ?」
「晴香の親友だよ」
「誰のこと・・・?」
「亜美」
「な・・・亜美にも手を出してたの!?」
「中学の時にな。だけど、あいつは札束をみせた途端に身を預けるようになったよ」
「っ・・・」
心底この男が憎い。
中学の頃・・・亜美は経済的に苦しかったと聞いていた。
だけど、ある時急に生活が何とかなっていると言いだした。
そのころからだ。
亜美の表情が曇りだしたのは。
その原因がやっと今わかった。
この目の前にいるこいつのせいか。
「怖いなぁ。その目」
からかいながら私を見る浩平。
「浩平・・・あんた最低だね」
「あはは。手に入れたいものは手に入れないと気が済まないんで。だから」
浩平は私のあごを人差し指で持ち上げる。
「晴香も手に入れる。一回経験すればきっとやみつきになる。俺とセックスに」
自慢げにいう浩平。
逃げられない状況。
どうすればいい・・・?
私はこの男とセックスをしなければいけないのか?
私の初めてはこんなやつに奪われるのか・・・?
ファーストキスもあっけなく奪われて・・・。
私が本当にキスをしたかった相手は・・・。
脳裏に浮かんだ顔。
それは至極当然。
祐二の顔だった。
「助けて!!祐二!!!」
大声でそう叫んだとき、誰かが階段を勢い良く昇る音が聞こえた。
「だれだ!?」
浩平は誰か来ることに警戒したのか、一度ズボンをはきなおす。
身構える浩平。
希望の光に期待する私。
そして・・・。
「呼んだ?晴香・・・」
ドアを開けて入ってきたのは・・・祐二。
「呼んだ。祐二の名前を」
「祐二・・・なんでここに・・・?」
焦った顔の浩平。
「晴香が熱を出したって言うから見舞いに来たんだけど、晴香の大声が聞こえたからインターホンを鳴らさずに入ってきたんだよ」
「ちっ・・・」
「で、浩平。お前・・・晴香になにをしてんだ?」
祐二が浩平を睨みつける。
身にまとった祐二のオーラには殺気。
物心ついてから中学卒業まで。
祐二と一緒にいた私。
だけど、こんな怒った祐二をまだ私は見たことなかった。
「恋人同士だからセックスしようとしてたんだよ!!悪いかよ!?」
浩平の首筋から、顔から全身から汗が流れ出していた。
いつも何事にも余裕を浮かべている浩平。
そこからは想像もできないくらい焦っている姿だ。
「恋人・・・ねぇ?晴香・・・そうなのか?」
苦笑しながら祐二が私に聞いてくる。
浩平は私に助けを求める表情。
「違う!」
私は即答した。
「強制猥褻・・・だな。浩平」
そして、一瞬の出来事。
祐二の右ストレートが浩平の左頬に綺麗に決まった。
祐二の右腕は早すぎて見えなかった。
「つよっ・・・」
吹き飛ばされる浩平。
「くっ・・・」
浩平はカバンを持って私の部屋から走って出ていく。
「大丈夫か、晴香・・・?」
ずっと想い続けていた人。
その人は私の知らない力を身につけて。
間一髪のところで助けてくれた。
久しぶりの再会。
それは一生忘れることない大切な記憶の一部となる。
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アメブロって最近厳しいですね~・・・。
昨日の記事公開遅くなってすいません。。
まあ、確かにお子様方には少しハードなシーンですけど。
てか、10時ごろに公開したのにアクセス数が昨日より上がっている!
どういうこっちゃ・・・。
77位とかなんかいい数字だしww
さぁ、祐二!かっこいいです!
さすがです。
そのかっこよさを上手く描写できなかったところにもどかしさがありますが・・・
伝わってくれてると嬉しいです!w
そして、最近見ない亜美!
そうです。
完全にどうすればいいのか分からなくなっているんですww