~side亜美~
「久しぶりだなぁ・・・この公園・・・」
約束の時間より少し早く来てしまった私は、街灯がほとんどないこの公園の中をうろつく。
この公園。
三年前を思い出す。
君を好きになった時。
それがこの場所。
そして、君と別れるのもこの公園。
これも運命・・・かな。
「お待たせ・・・」
後ろから祐二の声が聞こえて、私は振り返る。
「ねぇ、祐二」
「ん?」
彼はいつも通りの笑顔を浮かべる。
「運命って信じる?」
唐突に私は聞いた。
「どうした?いきなり」
「なんとなく。三年前のあの時、君がこの公園に来た時、私は祐二に運命を感じた。でも・・・」
「今から、その運命がなくなる?」
「そう。今日、何で私が呼んだかわかるよね?」
「うん。別れ話・・・だろ?」
「正解。だから、聞いてみた。運命を信じるか」
彼は、考え込むように下を向いた。
そして、顔を上げて
「どうだろ?信じる人にはそれがあって、信じない人にはないと思うな」
「祐二は信じてる?」
「いや、信じてないかな」
「なんで?」
「未来が決められているみたいだから」
「そっか。私は信じてた。それで、君が運命の人だってあの時は思ってた」
「今は?」
彼の切り返しに私は口ごもる。
「・・・ごめん」
彼が謝る。
「謝んなくていいよ。今は・・・わかんない」
「わかんない・・・か」
「祐二のことは好きなんだけど、なんか違う気がする」
「だから、別れたい?」
暗い公園。
人通りはない。
「うん。別れたいんだ・・・」
私はそういった。
「わかった」
彼はあっさりと言った。
ズキン。
少し、心が痛んだ。
「即答なんだ?」
「少し考えた方が良かった?」
「いや・・・助かるよ。その方が」
私は無理に笑顔を見せた。
祐二と別れればまた一人になる。
それが少し寂しい。
「祐二は、今晴香のことどう思ってる?」
「え!?」
意外な言葉に彼は戸惑う。
「晴香のこと・・・・好き?」
「何でそんなこと・・・」
「いいから」
私は、答えを催促する。
「うん。僕は晴香のことが好きだ・・・」
その言葉は、嬉しくもあり・・・なぜか寂しくもあった。
きっとその寂しさは、まだ祐二が好きだってこと。
でも、その恋が果たして本当の恋なのかはわからないけど。
「晴香にその想いは伝えないの?」
「わからない・・・な」
彼は曖昧な答えを返す。
「家、隣なんだから・・・。最近会ってるの?」
「全く」
「そうなんだ・・・」
私たちは無言になる。
その時、大量の雨が降ってきた。
「雨・・・だね。まるであの時みたな・・・」
大雨が私たちの体に当たる。
「最後にはちょうどいいんじゃない?」
彼は微笑した。
「祐二・・・」
「何?」
「最後にキス・・・したいんだけど」
「へ?なんで・・・」
「私は・・・君が嫌いで別れるわけじゃないから。祐二は私のこと嫌い?」
「いや・・・好きだよ」
彼は私の体を抱きしめた。
「ありがとう・・・」
私は腕を彼の背中にまわす。
そして・・・私たちは最後のキスをした・・・。
舌を絡めることのない・・・ただのキスを・・・。
「祐二。頑張ってね」
それが私がかけた最後の言葉。
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なんですかね~ww
この文才のなさ。
祐二と亜美の別れのシーンです。
なんか悲しい。。
あ、写メもう間もなく公開しますね~