47話 会わない2人 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side祐二~


僕はカーテンを開けて、隣の家を見た。


晴香が住んでいる家を。


最近・・・というより卒業してから一度も晴香に会ったことがない。


会おうと思えば簡単に会える距離。


だけど・・・。


隣とはいえ、幼馴染とはいえ会うには理由がいる。


異性ならなおさらだ。


異性で理由なく会っていいのは彼女だけ。


晴香と会う理由がない。


でも、会いたい。


今、晴香はどんな学校生活を送っているのか。


とか。


中学のころはこんなに晴香のことを考えることはなかった。


だけど、会うことがなくなって。


話す機会がなくなって。


やたら、晴香のことを考えるようになった。


僕には亜美がいる。


そんなことは分かっている。


だけど・・・。


距離が離れれば離れるほどその人のことを意識するようになる。


どうやら、これはホントらしかった。


晴香のことを考えれば、考えるほど亜美へ罪悪感が募っていく。


告白したのは僕からなんだし。


罪悪感が募ると、メールもなかなかできなくなっていった。


亜美とのメールは一ケ月前で止まっている。


基本的に亜美は自分からメールは送らないと言っていた。


すると、必然的に僕が送らないと関係が途切れるわけで・・・。


このままだと自然消滅しそうだ。


僕は携帯を開いた。


着信、受信は一切なし。


僕・・・友達いないのか?


なんて、思う。


今日は平日。


普通なら学校があるはずなのだが、創立記念日とやらで休みだ。


休みと言っても、特にやることはない。


部活動に入っているわけでもなければ、今日はバイトがあるわけでもない。


予定が一切ない日だ。


でも、考えてみればこういう日は久しぶりかもしれない。


バイトなり遊びなり、毎日何かしらの予定があったからな。


一日中ってのは・・・。


時計の針は、午前十時を差した。


起きるのが早すぎたのかもしれない。


とはいっても、寝たい気分ではない。


じゃあ、何をしようか・・・。


・・・。


何も思いつかない。


僕は携帯と財布を持って、どこに行くあてもなく外に出た。


近所のショッピングモールに入る。


休日に比べて、圧倒的に人が少ない。


専業主婦と思われる人たちばっかだった。


「まあ・・・そりゃそうか・・・」


僕は、服が売っている店に入る。


買う気なんてない。


ただの暇つぶし。


数分経って他の店に移動する。


今度は、雑貨屋だった。


興味をそそられるものが全くなく、すぐに出る。


次に見つけたのは、靴屋。


僕は自分の靴を見る。


「・・・そろそろ替えた方がいいかも」


そう思って、店内に入った。


良さそうな靴ないかな・・・。


店内をうろついていたその時だった。


「あ・・・」


意外な人物に出くわした。


「愛美・・・?」






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祐二編です!!


まさかの愛美との繋がりです。


どうなるんでしょうか?