45話 本当の意味での“好き” | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

体育はバスケということだったので、佳純と体育館に移動した。


「そういえば、最近彼氏とどうなの?」


佳純が階段を降りながら、私の顔を覗き込む。


「どうだろうね~」


「なにそれ?まだ、ラブラブなんじゃないの?」


「ん~・・・」


私は祐二の顔を思い浮かべた。


最近、祐二とは連絡を取っていない。


私から、普段あまりメールをすることはない。


基本的にはあっちから。


デートの誘いも全部。


私からしない理由。


それは二つある。


一つは、メールはするより来た方が嬉しいから。


すごく子供っぽい理由だ。


彼氏からメールが来たらすごく嬉しい。


だから待つんだ。


もうひとつ。


これはすごく単純なこと。


バイトで忙しすぎてそんな余裕がない。


きたメールに返事を返すことはできるが、いちいち話の内容を考えたりするほどの余裕はない。


デートをするのだって、半日とか。


この高校生活。


中学の時に比べてさらに忙しくなった。


バイトがあるせいで。


工場、居酒屋、コンビニ・・・。


丸一日空いている日なんてほとんどない。


多くて半日。


祐二とのデートも次第にマンネリ化が始まっていく。


そろそろ、潮時かもしれない。


祐二のことは好きだ。


どんな男の子よりも。


共学の私立高校に私は通っている。


都内でも、有数の進学校だ。


相当学費を取っている学校だし。


私は、全額免除なので金額まではしらないが。


進学校でもあり、スポーツもかなり強い。


もちろん、いい男もたくさんいる。


全国区で有名なスポーツ選手もいる。


そういう人から告白もされたことだってある。


だけど、一度もときめかない。


祐二以上だって思えた人は誰一人としていなかった。


祐二が一番。


それでも、もう祐二と別れるべきな気がする。


好きだけど、会う時間がない。


会えば、疲れる。


バイトに支障が出る。


第一・・・。


「私には恋愛は似合わないからなぁ・・・」


「答えになってないよ~?」


「私のことより、佳純はどうなのよ?」


「え・・・あたし?」


急に自分の話になって戸惑う佳純。


その表情が愛おしい。


・・・レズって訳ではないけど。


「あたしは、彼氏なんていらないから」


「なんで?」


「だって、めんどくさいじゃ~ん」


「は?」


「いちいち、彼氏のことで喜怒哀楽をするのが」


こういうとき・・・佳純は大人だって感じる。


別に、大人の発想ではないのだけど。


少なくとも。いつもの天然な女の子ってイメージはなくなる。


「たしかにね・・・」


「でも」


佳純は、体育館に足を踏み入れて、私の方をくるりと半回転して笑顔を向けた。


「もしも、本当に好きな人が現れたら・・・それが楽しいのかもしれないね」


なんでも恋愛のことを分かっているかのような顔。


・・・でも。


たしかにその通りかもしれない。


なんだか、そのことに納得ができた気がした。


と同時に。


これを、理解し正しいと思うってことは・・・。


祐二とのデートが疲れると感じている私は、本当の意味で祐二を好きではないと認めていることになる。


「好き・・・なんだよね?」


私は自分に問いかけた。





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佳純のキャラがよくわからないww


好きって・・・なんなんでしょうか?


何を持って好きって言うんでしょうか?


難しいですww


色、戻しておきました。