その二人は男女に見えた。
こんな雨の中、傘もささずに何をしているのだろうか?
そんな、好奇心が私の体を更に動かして。
私は、その二人に気づかれないように、そっと近づく。
そして、私の視力でついに、2人の顔が見えた。
「え・・・」
その二人の顔を見て私は唖然とした。
そこにいたのは、亜美と祐二・・・。
何でこの二人が・・・。
亜美は、何かを言った後、祐二の胸に顔をうずめた。
祐二は亜美の髪を撫でる。
・・・なにそれ。
2人は恋人だったってことだろうか?
もしそうなら、亜美の私を応援するとか言ってたのは全部ウソだったってこと?
建前でそう言っただけ?
友達だからそう言っただけ?
傘を差しているのに、なんで頬が濡れるんだろ・・・。
自分で涙を流していることを認めたくなかった。
これを認めたら、私の感情が壊れる気がして。
その時。
私は一番見てはいけない光景を目撃する。
完全に恋人だと。
そう決定づける行為。
2人はキスをしたんだ。
祐二から。
何のためらいもなく。
「っ・・・!」
私の手から傘が落ちた。
髪の毛から・・・全身が濡れていく。
寒い?
うん。心が。
ぽっかり穴があいて隙間風が私の見えない心の中を通っていく。
「亜美・・・祐二・・・」
2人のキスを私はただ見つめる。
きっとこの光景を忘れることはそう簡単にはないだろうな。
なんて思いながら。
私は、2人のキスを目に焼き付けた後、2人から背を向けて歩き出す。
雨に打たれながら。
何事もなかったかのように。
強がりの私は、動揺していないように見せかける。
けど、実際はそんなことは無理。
公園から出た直後、近くにあった電柱に私は力なく寄りかかった。
膝に力が入らなくなって、私はのその場に崩れ落ちた。
「なんなんだよ・・・」
私は押し殺した声で泣く。
誰もいない。
街灯もほとんどない道路。
私はその一角で一人きり。
こんなみじめな私を誰も慰めてくれない。
可哀想な私。
コツン。
私は頭を電柱に当てる。
失恋ってこんなに辛いものなんだ。
いや、違う。
それだけじゃないんだ。
親友に裏切られたから。
二つが同時に起こったから、私の心はボロボロになったんだ・・・。
↑ ↑ ↑
押してくれると嬉しいです!!
悲しい感じの展開ですが・・・。
晴香の心が壊れましたね。
形的には、ここで第一章が終わりです。
次からは第二章です!
ただの区切りですねww
あ、昨日の写メの話ですが、みたいって方がいるそうなので、
近いうちに載せますね~ww
いつかは今のところ未定なので、更新状況見てくれると嬉しいでfす♪