24話 駅まで | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side晴香~


雨ってなんか嫌い。


寒いし冷たいし。


特に大きな理由はないけど、なんか嫌いだ。


私は窓を開けて外を見る。


台風でも来たのかと思うほどの大雨。


ニュースで台風が直撃しているといわれても信じるくらいだ。


風はほとんど吹いていないけれど。


それにしても強い雨。


「今日は絶対に外には出たくないな・・・」


ポツリと独り言を呟きながら、ベッドに横になる。


やることがない日はいつもこんな感じで、ぐうたらしている。


女子高生なんてこんなものだろ。


おしとやかさなんて一切ない。


華のJKなんて、響きだけ。


年齢がお年頃ならそれだけで条件を満たす。


そういえば、女子高生にはブランド力があるらしい。


大学生とかはよく狙うらしい。


何でかはよくわからない。


そのブランド力ってのがなんなのかも。


男の子にでもなればわかるのかもしれない。


そんなことを考えながら、私は目を閉じる。


夕飯はまだ。


お父さんも帰ってきてないし。


少し寝ようかな・・・。


そう思った時だった。


「晴香ー!」


リビングの方からだろうか?


お母さんの声が聞こえた。


なんなんだろうか・・・?


わたしは携帯を取り出して、母に電話をかける。


『何?お母さん』


『・・・なんで電話なのよ?』


『大声出す気力がなかった』


『・・・はぁ・・・』


電話越しにお母さんのあきれた声が聞こえる。


『なによ?』


『相変わらずぐうたらしてるんだなと思ってね』


『悪い?』


『まだ、若いんだからさ。もう少し動くとかしないの?』


『疲れちゃった』


『何に?』


『学校に』


『あっ・・・そう』


『うん。で、何の用?』


『ぐうたらしてるところ悪いんだけど、お父さんを迎えに行ってほしいの』


『・・・なんで?』


私の声が少し低くなる。


『お父さん、傘忘れちゃったんだって』


『私に駅までいけと?』


『その通り』


『嫌だ』


私は即答する。


『嫌だって・・・お父さん濡れちゃうじゃない』


『だったら、お母さん行けばいいじゃん』


『お母さんはご飯作るのに忙しいのよ』


その声で分かったことがある。


・・・めんどくさいらしい。


車あるのに、どんだけめんどくさがりなんだ・・・。


『ビニール傘、コンビニで買ってくればいいじゃん』


『お金持ってないんだって』


『・・・何で持ってないのよ・・・』


『会社に財布忘れちゃたんだって』


『バカなんだね・・・』


『それを言っちゃいけないでしょ』


『じゃあ、濡れて帰ってきてもらうってことで』


『こらこら。じゃあ・・・百円あげるから』


『・・私は小学生か』


『ん~・・・じゃあ・・・』


お母さんはうねり声を上げながら考え込む。


・・・。


そこまで考えることなのか・・・?


『晴香の好きなイチゴのミルフィーユ買ってきてあげるから』


う・・・。


イチゴのミルフィーユ。


お母さんが買ってくれるあれはかなりおいしい。


けど、買おうにも売ってる場所が遠くてなかなか買いに行けないところにあるんだ。


だから、お母さんの車に頼るしかない。


『わかった。じゃあ、行ってくるよ』


私はイチゴのミルフィーユ一つで手を打つことした。


駅まで徒歩で7分弱くらい。


ビニール傘、どこにあったかな・・・。


そんなことを考えながら、私は眠りにつこうとしていた体を起こした。






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昨日の回で分かったと思いますが、ここでビニール傘登場です。


どうやって、晴香を外に出させるか、悩んだ結果これしか思いつきませんでした。


少し不自然ですけど・・・。


そして、今日の話は特に進展がないという・・・。


明日も対して進まないと思います。


明後日が一番重要?ですかね。