14話 ごめん・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

『亜美・・・?』


今度は晴香の方が心配そうに私に声をかける。


『あ、ごめん驚いちゃってさ』


『え?何に?』


『その答えに』


『どこが?』


『なんか、大人っぽいなって。中学三年生の答えには聞こえなかった』


『おばさんって言いたいの?』


『違うよ。これは褒め言葉』


これは素直な気持ちをそのまま言ってみただけ。


悪意とかは一切なく。


ただ、私の嫉妬はどうしても続いてしまう。


『それはどうも』


晴香がそう言った後。


『そういえばさぁ、晴香。知ってる?』


『主語がないから分かんないよ』


予想通りの切り返し。


ここで、知ってるなんて言われたらどうしようもない。


『昨日、榊原君告白されたらしいよ』


本当にありそうな嘘。


少し、彼女に苦しんでもらいたくて。


自分ほど苦しむことはないけど、少し知ってほしかった。


恋の苦しみを。


そんな簡単に恋は上手くはいかないってことを。


『誰に?』


晴香の声が少し震えていた。


『二組の女の子』


『そうなんだ。で?』


強気に答えている晴香。


だけど、分かるよ。


不安だって。


電話越しだけど、何年も一緒にいる親友。


声を聞けば一発で分かる。


今、晴香がどんな気持ちで私の話を聞いているか。


『振ったって。好きな人がいるからっていったらしい』


どうかな?晴香。


苦しんでくれた?


ここで、ポジティブにその相手が自分だと思えば苦しむことはないけど、晴香がそんな子じゃないことぐらい知ってる。


『そう・・・なんだ』


彼女の声はか細いものに変っていた。


ズキン・・・ズキン。


私の胸が痛んだ。


あ・・・私はなにをやっているんだろう・・・。


私の心がやっと正常に戻った。


いつもこうなんだ。


浩平との時間を過ごした後は、最悪な自分になってる。


情緒不安定だから。


『あ、今から夕飯らしいから、電話切るね』


『ちょっと待っ・・・』


私のその言葉は虚しく。


途中で遮られた。


私は『また』親友にやってはいけないことをした。


晴香には何にも関係ないことなのに。


私のせいで。


晴香が苦しんでいく。


「なにやってんだよ・・・」


私の目から大量の涙が溢れ出してきた。


「晴香・・・ごめん・・・」






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今日も亜美編だったということで。


亜美の闇は自分の精神状態にまで支障をきたしてます。


なんか、どっちの方が主人公なんでしょうl?