7話 最悪な今 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side亜美~


私は遠くから晴香と榊原君が一緒に帰るのを見送る。


榊原君は晴香のことどう思ってるんだろ。


まだ、幼馴染・・・かな。


晴香の恋が成就すればいいんだけど。


私は、2人の姿が見えなくなったところで家とは真逆の方へ向かう。


私は、誰かと帰る・・・なんてことはしない。


というより、できない。


私は学校が終わったら家には帰らないのだから。


家に帰るのは、夜になってから。


たまに帰らない日もある。


親はなにも言えない。


いや、何も言わない。


それはなんでか。


私の家はシングルマザー。


父親とは数年前に離婚した。


そして、女で一人で私をお母さんは育ててきた。


けど、ある時限界が訪れた。


病気になったんだ。


体も徐々に動かなくなっていき・・・。


仕事なんてできなくなっていった。


父親からの養育費はほとんど支払われない。


あの人は全く働かない人だったから。


多分、今もまったくお金なんて持っていないだろう。


それと、私が何で家に帰らないか。


その関係。


察しがいい人にはわかるだろう。


私が2人分のお金を稼ぐため・・・だ。


中学生ではもちろん水商売なんてできないし、バイトもできない。


年齢を偽ってやったとして、ばれた時が面倒だ。


今もらっている、ささやかな生活補助すらなくなってしまうかもしれない。


だから、私は非合法の中でもばれないでおかねが稼げる方法を選んだ。


自分の体を人に売るという方法で。


中学生が好きな男の人は意外に多いらしい。


大人にもなって中学生を好きになる・・・。


まあ、俗に言う「ロリコン」という人たち。


その人たちには私の体はかなりの高額値で売れる。


ただ、あの時の光景を思い出すたびに背筋に寒気が走る。


私の裸を舐めまわすように見る、大人。


そして、ゆっくりと・・・犯されていくあの感じ。


それが嫌で私はあの仕事を辞めた。


で、今はどうしているか。


好きでもない「彼氏」に貢いでもらっているんだ。


沢山のお金をもらって。


相手は私の経済状況を知っている。


だから、私は彼の言いなりになる。


暴力を振られたりもする。


それでも、あの大人たちよりはまし。


豪邸に着く。


いつ見ても大きな家。


そこの表札。


その名字はいつ見ても嫌なものだった。


「田代」・・・。







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今日は亜美編です。


あと何話か亜美編が入って、また戻って。


この繰り返しで話が進んでいく気がしますw


亜美の辛い現状。


書いてて、なんか悲しくなっていきます。


では、教習所に行ってきます。


あ、田代、誰だか分りますか?