44話 期限なしの約束 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

もしかしたら・・・。


私はそんな馬鹿みたいな期待をしながら、水たまりをのぞいてみる。


けれど・・・。


そこには何も映らない。


私の顔が映るだけで、他には何も。


夢の中では君の顔が映ったのだけれど。


やっぱりこんなもんだよなぁ・・・。


私の悲しそうな顔が水たまりに映っている。


「バカじゃないの・・・?」


私は自分に罵倒を投げかけた。


その時だった。


誰かの足音が聞こえた。


私は、顔を上げて、音がした方を見る。


「何やってんだよ、こんなところで」


そこにいたのは、西山君。


やっぱり俊哉は来ない。


死んだ人が自分の目の前に現れるなんてありえないことだから・・・。


「こっちのセリフだよ。今まだ、授業中だよ?」


「そうだな。でも、サボらなくちゃいけない理由ができたから」


「理由?」


「うん」


「なにそれ?」


「里奈が心配になって・・・さ」


「え・・・?」


「保健室に行ってみたら、里奈いなくて。それで、先生が教室に戻ったって言ったのにいないし」


「だから探しに来たの?」


「うん」


「優しすぎるよ」


「それは褒め言葉?」


「嫌み」


「嫌みって・・・」


彼は苦笑する。


「私からの最大の暴言だよ」


「そっか。なぁ、平川・・・」


「何?」


「俺と平川ってどういう関係?」


「どういう答えを期待してるの?」


「・・・」


彼は困った表情を浮かべて黙り込んだ。


「恋人・・・って言ってほしい?」


「平川がそう思ってるなら」


「あはは。いつかそう思う日が来るかもね」


「いつか・・・ねぇ」


「うん。いつか。それまで待ってくれる?」


「期限が分からない約束・・・ですか?」


「そうです。私から、西山君へ望むひとつだけのお願い」


「ひとつだけ?」


「そうだよ。ひとつだけ」


「なんで?」


「もう、これ以上は西山君に甘えないようにしようかなって。彼女ってわけじゃないんだし」


「別に・・・そんなこ・・・」


「私は!!」


彼の言葉を遮る。


「西山君を好きになるために、俊哉を忘れなくちゃいけないんだ・・・」


今まで、考えてきたこと。


そして、今言ってること。


これは果たして一致しているのだろうか?


むしろ、逆のことを言ってるような気がする。


私の心は不安定だ。


思っていること。


やっていること。


これが違う。


だから、迷って迷って。


結果的にいい方向に進まない。


だけど、この時彼がいった言葉。


この言葉で、私の進む方向は一本道になる。


「そんな考え方なら忘れんなよ。それに、俊哉は里奈の心の中でしか生きていけないんだから。だから・・・忘れるなよ」


すごく納得するような・・・。


うれいし言葉だった。


けど、私は素直にありがとうなんて言えず、


「それは、西山君と付き合えなくなるってことだよ?」


「俺は、俊哉に勝つから」


西山くんはそう言ってほほ笑んだ。







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え~・・・。


明日最終回ですww


エピローグがあったら、あと二回で終了です。


このまま続けてもどんどんぐだぐだになるしww


では、明日の最終回、見てくださいね♪