最終話 忘れないからね | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

私は、西山君が学校に戻っていくのを見送った後、何の意味もなく空を見上げた。


晴れ渡った空の中に、無数の雲。


風に流されて、目に見えるスピードで雲が流れていく。


私はただそれをじっと見送る。


何も言葉を発することなく。


何の感情もなく・・・。


私は、ある程度時間が立った後、また歩き出した。


一本道をまっすぐと。


どこに繋がっているのだろうか・・・。


そんな興味本位が足を動かした。


すると、現れたのは学校の最寄り駅の隣の駅。


どうやら駅一つ分歩いたらしい。


その時、ひとつやるべきことが頭の中を駆け巡った。


私は、電車に乗ってあるところを目指す。


学校の最寄り駅を通過して、着いた場所は家の最寄り駅。


私はそこで電車を降りた。


家のある方とは逆の道を歩く。


今日は歩いてばっかだなぁ・・・。


なんてことを思いながらついた場所。


そこは、私と俊哉が出会った桜並木の道。


けれど、そこにもう桜は咲いていない。


緑の葉が生い茂っていた。


まあ、そんなことはどうでもいい。


私は、一本の木の下に立つ。


ここで・・・私たちはぶつかって、出会ったんだよね。


今でも鮮明に覚えている。


私が空を見上げて歩いていたら、君とぶつかって・・・。


そして、なぜか君の方が倒れた・・・。


あの時は少し気不味い感じがしたけど、君はとてもフレンドリーな感じで。


その後、強引に私を連れまわす君をどんどん好きになっていって・・・。


今では、こんなに大好きなんだ・・・。


そして・・・苦しい。


「なんて・・・」


そんなことはない。


だってもう決心したのだから。


私は、中学の門を通り中に入っていく。


今は授業中。


入っていっても多分ばれないだろう。


そんな甘い考えで中に入っていく。


そして、私が向かった場所。


・・・美術室。


誰もいない静かな美術室。


私はそこで、準備を整えた後、絵を描き始めた。


空の絵を。


空の彼方へいる君に届くように・・・。


そんなロマンチストみたいな考えで絵を描いて・・・。


「俊哉・・・」


そう一言呟いた。




家に帰り、私はベッドに横になった。


そして、くだらないことを考える。




今日までの出来事が何度も夢だったらいいのにって思った。


例えばこんな筋書きはどうかな?


俊哉が事故に遭ったあの時。


本当は轢かれていたのは私の方で。


それで、病状が徐々に良くなっていって目を覚ます。


その時、俊哉が心配そうな顔で私を覗き込んでいて。


私が目を開けたのを見ると、嬉しそうな笑顔で抱きしめてくれて・・・。


あはは。


これはさすがに無理があるかな?


でも、そう思いたい。


そう思っても何も変わらないけど、少しは楽になる・・・かな。




「やめよう・・・こんなこと考えるのは」


だってこれは、現実であって夢じゃないのだから。


ベッドから起き上がり、自分の左手を見た。


綺麗に光る指輪。


その指輪をはずして、机の中にしまった。


「ばいばい俊哉。でも、忘れないからね・・・」


私の瞳から、一粒の涙がこぼれ落ちた。






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終わったぁ!!!ww


疲れましたw


ちなみに、今日でテストも終わりました!!


小説どうだったでしょうか?こんな終わり方ですけど。


僕の小説基本的に、ハッピーエンドで終わらないんでw


次の小説ですが、かなり長いやつを予定しています。


その報告はまた後日でww


開始予定日は、15日くらいです。


少し間を開けます。


いい作品を書きたいので!!


賞に出す方との折り合いもあるし・・・。


あ、でもその間もブログ書きます!!


日々の出来事か、ブログネタか、一話完結の短編小説ww


どれかしらは!!


明日も見てくださいね♪