43話 夢と現実 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

私は保健室から出て、下駄箱に向かった。


教室には戻らずに。


嫌になったんだ。


学校にいることが。


現実からの逃避行。


そんな行為に意味がないことなんて分かってるけど。


それでも、今だけは・・・。


そんな気持ちで私は靴を履いて、校舎から出る。


静まり返っている校舎を見ながら、私は敷地から外に出た。


手ぶらで制服。


少し変わった格好かもしれない。


けど、あまりそこは気にせずに。


財布と携帯電話。


これだけを持って、私はどこに行くのか。


私は、何の当てもなく歩き続ける。


次第に学校は見えなくなり、全く知らない道に出た。


「どこだろう・・・ここ」


私は辺りを見渡しながら歩く。


たくさんの車が行来きする大通り。


歩道でおばあちゃんや子供たちとすれ違う。


ただ、私と同年代の人とはすれ違うことはない。


制服でうろついているのは私だけ。


エンジン音、ブレーキ音が私の耳に雑音として入ってくる。


それが嫌になった私は、一本の小道に入った。


先に進むほど、耳障りな音は聞こえなくなってくる。


早くこの音をなくしたかった私は、歩くペースを速める。


どれくらい歩いただろうか?


いつの間にか音は全く聞こえなくなっていた。


私は、歩きペースを遅くして、ゆっくりと小道を歩く・・・。


「え・・・?」


私は今見ている光景がおかしいとここで気づいた。


さっきまでは音をなくすことに夢中で、今歩いているところがどこかなんて意識してなかった。


けど、こうやってみてみると・・・。


何もない、平面の道。


先が見えないくらい長い道。


なのに、道はこの一本で曲がるところは一切ない。


右も左も河川敷で降りる場所もなかった。


そこらへんの草に寝転がるくらいのことはできるだろうけど。


けど、今はそんなこと何の問題でもない。


今の問題は・・・。


この場所を「さっき」みたということだ。


そこと全く同じ。


人は誰も通っていなく、私ただ一人。


音も全く聞こえない。


たまに、鳥が空を飛ぶくらいだ。


まるで、疎外された空間。


夢と唯一違うとすれば、歩けば歩くだけ地面をけっているという感覚が足に伝わっているということぐらいだろう。


引き返すか・・・?


進むのが怖くなってそんなことを考えてみる。


けど、私は後ろを振り向く前に、その考えをやめた。


私は止めた足をまた動かす。


前に向かって。


そして・・・。


進んでいった先に、ここ数日晴れてばかりだったにもかかわらず。


地面にポツンとひとつ水たまりがあった・・・。







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勉強したくないなぁ・・・。


てか、だれか勉強教えてください~ww