42話 夢の中で | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

**************


ここはどこだろうか・・・?

何もないただ平面の道。


私は道なりに歩いていく。


先は見えない。


進んでも意味のない道を歩く。


まるで、今の私の人生そのものだ。


生きていて、何の希望もなく未来もない。


ただ、万物の法則に従って進んでいく毎日を、私は機械的に過ごしている。


こんな人生に意味はない。


けど、死ぬのもどうかと思う。


この道から脱線して、俊哉と同じところに行く?


そんなことをして何になる?


私は、そんなことを考えながらただ、歩く。


すると、急に視界がぼやけて・・・。


いつのまにかそこは、万華鏡の中の世界。


ここで、私は初めて現状を理解した。


これは夢だと。


六角形の中に彩られた神秘の色の世界。


外から見れば綺麗なものだが、中から見ると、近すぎて目がちかちかする。


たくさんの光。


その中に七色の光が見える。


こんなものを見させて何になるというのか?


私は自分の夢にイチャモンをつける。


すると、また視界がぼやけて、さっきの平面の道が現れた。


少し先には、さっきまでなかった水たまりがあった。


それが少し気になって、私はそこまで行って、水面を覗き込む。


すると・・・。


「え・・・?」


水面に映る顔は、私ではなくて俊哉。


『ごめんな・・・。僕のせいで・・・』


水の中から声が聞こえてくる。


俊哉の声。


ただ、水の中で反響しているので少し、聞き取りづらくなっているが。


「いいよ。別に俊哉は悪くない。私が勝手に苦しんでいるだけなんだから」


私はその場で膝を折って、水面に向かって返事を返す。


もし、周りに人がいたら、不思議そうに見るだろう。


けど、お生憎様。


これは私の夢だから、人なんていない。


私と俊哉2人きりの世界。


ただ、夢の中でも、俊哉は実物では現れてくれないらしい。


これは、神様の嫌がらせだろうか?


夢に皮肉を言った私への。


『僕のこと・・・早く忘れられればいいんだけど』


俊哉はしゅん・・・とした表情を浮かべる。


「そんな、悲しい顔しないでよ。せっかく会えたんだから。それに、私は俊哉のこと忘れたいなんてもう思わないから」


『なんで!?』


彼の驚いた表情は、一条の風によって水が揺れて波を生んだせいで、歪んだ顔になった。


「私が好きなのは君だけだから・・・」


『里奈・・・僕はもう死んでるんだよ?』


「それでも、私の好きな人には変わりはないよ・・・」


『ありがとう。でも・・・忘れた方がいいよ・・・』


私がその言葉に反論しようとした時、突如、視界が崩れた・・・。


********************


一時間目の終了のチャイムとともに、私は目を覚ました。


俊哉が出てきた夢・・・か。


一時間だけの睡眠でこんな夢を見るなんて。


「具合はどう?平川さん」


保健の先生の声が聞こえた。


「だいぶ良くなりました」


「そう。じゃあ、教室に戻ってね」


「はい」


私はベッドから降りて、保健室から出た。







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さぁ、果たして今回何が書きたかったのか!!


皆さん分かりますか?


思惑があるんですよ!!


きっと!!ww


あと、多分もうすぐこの話終わると思います。


あくまで予定ですけどw