38話 理想の恋愛 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

私たちは、2034と書かれた部屋に入った。


安っぽい・・・と言っては失礼だが、さっきまで私がいたラブホテルとは雲泥の差があった。


私は入るなり、あたりを見渡し、リモコンを拾い上げて、暖房を入れた。


「寒いの?」


彼はジャンパーを綺麗にたたみ、机に置きながら聞いてくる。


「少しね。西山君は寒くないの?」


「ん~・・・俺はもう慣れたよ」


「そっか」


制服の私に私服の彼。


同じ学校の生徒なのに、彼が異様に大人っぽく見える。


そして、まだ私は幼い。


暖房が効き始めて、少し暖かくなったので、私はブレザーを脱いだ。


ワイシャツにスカート。


私は彼を誘惑するように、第二ボタンを外してみた。


胸が少しだけ露呈される。


「何やってんだよ・・・」


彼は顔を赤らめて、視線をそらした。


「高校生にもなってこれだけで赤面しちゃうんだ」


「悪い?」


「うん。意気地なし」


「俺にとっての恋愛はセックスをすることじゃないから」


「そうなんだ。じゃあ、西山君の理想の恋愛は何?」


「二人が触れ合っていること」


「へぇ・・・」


「おかしい?」


「いや、いいと思うよ。ただ、今の状況でも?私たちは同じ部屋で二人きりなんだよ?」


「・・・襲ってほしいの?」


「違うよ。西山君としたいんだよ」


ただのニュアンスの違い。


でも、これには大きな違いがある。


同意があるか同意がないか・・・。


「俊哉のことはいいの?」


彼はこっちを向き、真剣な表情で言ってきた。


私は指輪を見て、少し考える。


光り輝く指輪。大切な指輪。


私は、右手を左手の上にかぶせて・・・。


指輪を外してポケットの中に入れた。


私が西山君とする理由・・・。


それは、俊哉を忘れるため。


西山君の愛にこたえるためのもの・・・。


それができる・・・?


私に・・・。


ずっと思い続けてきた彼を忘れることが・・・。


ただ、やるしかないんだ。


私の今後のためにも・・・。


「今の私には、西山君。君だけが見えてる」


「ありがとう・・・」





自分の中にある感情は罪悪感。


それは、西山君、俊哉。2人に対しての。


だって・・・まだ俊哉の影があるのに西山君に迫っているのだから。


それも、西山君が俊哉を上回ったからではなくて、


上回せるためのもの・・・。





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理奈は少し嫌な人になってきている気がww


俊哉を忘れるために西山君と。


ただ、もちろん西山君のことは好きなんですけどね。


みなさんは、2人の人を好きになったことはありますか?