37話 Answer in contradiction | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

私はどっちのことが好き?


俊哉と西山君・・・。


もちろん両方好きだ。


そんな答えを出していいのならそう言う。


即答する。


けど、恋愛で両方は許されない。


誰が決めたわけじゃないけど、人として・・・。


やってはいけないこと。


だから、私は俊哉を選んだ。


西山君を振った。


それでもう気持ちは揺るがないはずだった。


でも・・・。


私はホント優柔不断だ。


背中から抱きしめてくれた西山君に好意を抱きながら、指輪を見て罪悪感を抱いている。


西山君へ心が揺らぎつつ、俊哉の影を追っているんだ。


「平川・・・困らせること言ってごめん・・・」


西山君は私を抱きしめていた手を離し、私を自由にした。


困らせること・・・か。


彼は私を気遣ってくれている。


それが辛い。


西山君は我慢しているんだから。


そして、苦しんでいるんだから・・・。


「ごめんね・・・」


私からはそれしか言えなかった。


言葉をつなげることができなかった。


2人の間に風が吹く。


その風はまた冷たくなっていた。


真っ暗な闇の中で指輪だけが光を灯している。


この指輪が障害で私は西山君に好きだと伝えられない。


じゃあ、なんでつけているのか・・・。


そんなのは簡単だ。


俊哉の存在を近くで感じていたいから。


矛盾してる。


そんなことは分かっている。


西山君が好きなのに、俊哉を想い続ける。


風の冷たさが増していく。


「平川・・・」


西山君が私を呼ぶ。


「ん・・・?」


「風邪・・・引くよ?ずっと外にいると」


「そうだね。じゃあ、どうしよっか?泊まる場所探す?」


「ん・・・そうだね」


彼は、私の前を歩きだす。


大きな背中。


俊哉より大きな・・・。


私はそんなことを考えながら、彼の後ろを歩く。


少し歩いたところで彼は足を止めた。


「ここでいい?」


大きな建物を指差す。


『ビジネスホテル』そう書いてあった。


「いいよ」


2人で中に入る。


カウンターに行き、暇そうにしていたお姉さんに話しかける。


「部屋はまだ空いてますか?」


西山君が聞く。


「空いてますよ。何部屋ご利用になられますか?一部屋か二部屋か」


私たちを見比べながら、お姉さんは聞く。


私たちは目を見合わせる。


そして、彼は何かを察したかのように頷いて、


「二部屋で」


そう言った。


・・・彼はなにもわかっちゃいない。


私は、その彼の言葉を遮るように


「一部屋で」


そう言った。







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なんだかなぁこの展開ww


明日は2人が一緒の部屋で一夜を過ごす・・・。


里奈の心は最終的にどっちに動くんでしょうか・・・?