35話 君の温もり | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

自分勝手だって・・・そんなの分かってる。


けど、私はこの寂しさに耐えられなかった。


苦しさに耐えられなかった。


その結果。


私は彼に助けを求めたんだ。


凍てつくような寒さの中で私はただ彼を待つ。


まだ、時間はあまりたっていないのにすごく長く感じた。


冷たい風が吹くたびに私の体が震える。


寒い・・・寒い。


けど、この寒さは表面的なものではない。


心にも寒さがあった。


駅前でたたずむ。


こうしているのは私ただ一人。


夕方や夜は待ち合わせなどで、たくさんの人が立ち止まっている。


けれど、今は深夜。


待ち合わせなんてしている人はいなかった。


西山君はまだ来ない。


早く来て・・・。


さっきからそればかり考えている。


その時だった。


「平川・・・!」


聞き覚えのある、優しい声。


私は声がした方を見る。


西山君・・・。


私はなにも言わずに彼の方へ走っていき、抱きついた。


西山君はそれをしっかり受け止めてくれて、強く抱きしめてくれた。


「来てくれて・・・ありがとう」


また涙が出そうになる。


「うん・・・。何かあったの?」


私の体は正直に反応した。


けれど私は口を閉ざす。


「・・・?」


「聞かないで・・・今は・・・」


私がそういうと、彼は何か納得したように「わかった」と言った。


いい人だなぁ・・・相変わらず思う。


この人を振ったなんて・・・自分って馬鹿だなぁって。


彼は私の頭を撫でて、気持ちを落ち着かせてくれた。


すごく心地よい空間。


温かい君を感じていられる。


寒かったはずの風も今は冷たさを感じない。


いつまでもこうしていたい。


そんなこと思った。


けど、その時間は無情にもすぐ終わる。


西山君は私から、離れて肩に手を置いた。


「あのさ・・・」


何か言いにくそうに思える。


なんだろうか・・・?


その時、間が悪く私の腕時計のアラームが鳴りだした。


「ごめん」


私は急いででアラームを止めた。


この時、初めて時間を確認知る。


「あ・・・」


「どうした?」


「もう次あたりで、終電だね」


私がそういうと、西山君は携帯電話を取り出して「やばいね・・・」


そう呟いて、私の手を握ってホームの方へ走る。


そして、改札の前。


電車がチラッと見えた時、私の足が止まった。


私は彼の服の袖を引っ張る。


彼は不思議そうにこっちを見る。


「どうした?早く行かないと電車乗れなくなるよ」


「・・・」


私は彼の方を何も言わずただじっと見つめた・・・。







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どうでしたか?


最後に何かを訴えている里奈・・・。


なにを言いたいんでしょうか?そして、なぜ口に出さないのか・・・。


最近、コメントが多いです。書いてくれているみなさんありがとうございます♪


すごい力になります。今後ともよろしくお願いします。


皆さんのブログは夜見に行きますね~