生きているのが嫌になる。
大切な人を2人も失って。
これ以上ないものを失って・・・。
自分から捨てたのにもかかわらず、今すぐにでも取り戻したい。
でも、あの時に戻ったところで、私がいったセリフはきっと同じ。
だから、どちらにせよ、私は西山君を選ぶことなんてできない。
失うしか選択肢がないんだ。
・・・。
小鳥のさえずりが聞こえる。
朝になったみたいだった。
私は動かない体に無理を言わせて強引に立ち上がる。
はっきり言って学校には行きたくない。
行っても楽しいことなんか何一つない。
もう・・・西山君とも話せないんだし。
周りの女の子と話すだけ。
そして、グダグダと授業を受けて、ただただ時間が過ぎるのを待つんだ。
何て無意味な時間なのだろうか。
普段過ごしている時間がすべて、有意義だとは言わない。
だけど、あらかじめ、無意味だと分かっていくというのが
なお一層、苦痛なんだ。
それでも、行くしかない。
出席日数を満たすため。
ただそれだけのために。
制服に着替えて、家を出る。
空は快晴。
それがなんだか無性に腹が立った。
私の気分と真逆の天気に。
私の心の中は深い闇。
太陽なんて届かない深い闇にある。
どこからも光は見えない。
どんなに探しても辺り一面闇だけ。
私の心はそんなところにある。
なんて可哀想な自分。
私は自嘲した。
私は、人気のない路地裏を通る。
こっちから行くと少し遠周りになるのだが、今日は大通りを歩きたくなかった。
車のエンジン音、人の騒ぎ声。
すべてが私の耳障りになるから。
私は、全く車の通らない、交差点で立ち止まった。
真ん中に立って見るが、誰の邪魔にもならない。
俊哉みたいに、死ぬことだってできない。
「つまんない・・・」
そう言って、私はまた歩き出す。
私はただの臆病者。
死にたい・・・。
なんて思ってはいるけど、いざ、死ぬとなってみると怖い。
その証拠に、私が立った場所は、人気のない道での交差点。
間違いなく、車が来ないことを想定しているんだ。
もし、勇気があるんなら・・・。
死ぬ覚悟があるんなら、大通りの交差点のど真ん中に立ってみればいい。
でも、私にはそんなことはできない。
だって、臆病者だから。
人生が嫌だ。
生きてて何の楽しみもない。
俊哉もいない、西山君も離れていって。
好きだって、ずっと想い続けるだけ。
なんか、損。
周りのカップルなんか、いつでも触れ合うことができる。
キスができる。
セックスだって。
私達二人にはもうできない。
俊哉君がいない、この世。
未練はない。
けど死ねない。
俊哉に会いたい。
けど死ねない。
矛盾する二つの感情が、私の心を蝕んでいって、空っぽにする。
抜け殻になる・・・。
↑ ↑ ↑
押してくれるとやる気が出ます♪
ずいぶん重いですね・・・。
里奈の心はどんどん闇の方へ向かっていきます。
この里奈の心をいやす光は現れるんでしょうか?