24話 declared | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

私は優しく抱きしめてくれた君にキスをしてしまった。


俊哉に見えて・・・。


俊哉の面影が見えてキスしたわけじゃない。


西山君だと分かってキスをしたんだ。


言い訳なんてしない。


最悪だってわかっている。


まだ、俊哉の炎のは西山君の火は劣っている。


けど・・・。


傍にいて優しくしてくれる。


ただそれだけで・・・。


私の気持ちがどんどん西山君の方へ流れていく。


惹かれていく。


俊哉君への西山君へも罪悪感はある。


それでも・・・私はキスをしてしまった。


自分って・・・最悪だ・・・。


私はそっと唇を離した。


西山君の方を見る。


彼の顔は今まで見たことないくらい赤くなっていた。


「ありがとう」


「え・・・?」


彼は少し困惑した表情を浮かべた。


「君からの優しさ・・・すごく嬉しいよ」


「嬉しい・・・か」


西山君はそう呟いて、私を包んでいた手を離した。


そして、意を決したように、一度大きく息を吸って私の方を凝視した。


彼が何を言おうとしたのかすぐに分かった。


もし、違ったらただの自惚れ。


でも、あたっている自信があった。


と、同時に間違っていてほしいと思う自分がいた。


矛盾している。


自惚れになることを望んでいるんだから。


だって・・・さ。


当たっていたのなら、私はどう答えればいいのかわからない。


答えが見つからない。


・・・いや、違うか。


答えたくない。


引き延ばしたいんだ・・・。


片方を選んだら片方を捨てなければいけないんだから。


両方とも捨てたくない。


そんなことできないのは分かっていても・・・。


そう思うんだ。


そんな自分勝手な想いは西山君には届かず・・・。


「俺・・・平川のことは好きだ・・・」


西山君は言った。


その時、地面に一粒の雫が落ちた。


それからどんどん涙が溢れ出す。


この涙がどんな意味をもつか・・・。


私にもわからない。


「ごめん・・・」


彼は困ったかのような表情を浮かべて私に謝った。


「なんで・・・謝るの?」


「泣いてるから・・・」


私はなにも言わずに制服の袖で涙を拭いて、彼を見た。


「修二君・・・」


私は微かな声で彼の名前を呼んだ。


そして、私が告白の返事を返そうとした時だった。


昼休み終了のチャイムが鳴った。


「教室戻らないと・・・」


彼が言った。


「そうだね・・・」


私は頷いて、急ぎ足で教室の方へと向かった。




結局・・・。


この日、私は彼に告白の返事を返すことはなかった。






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今日の題名の訳は『宣言、告白』です。


前回のは分かりますよね?


なんとなく、英語にしてみましたww


ついに・・・里奈からキスをしてしまいました・・・。


この先、どうなるんでしょうか・・・?


では、教習行ってきます♪