私は優しく抱きしめてくれた君にキスをしてしまった。
俊哉に見えて・・・。
俊哉の面影が見えてキスしたわけじゃない。
西山君だと分かってキスをしたんだ。
言い訳なんてしない。
最悪だってわかっている。
まだ、俊哉の炎のは西山君の火は劣っている。
けど・・・。
傍にいて優しくしてくれる。
ただそれだけで・・・。
私の気持ちがどんどん西山君の方へ流れていく。
惹かれていく。
俊哉君への西山君へも罪悪感はある。
それでも・・・私はキスをしてしまった。
自分って・・・最悪だ・・・。
私はそっと唇を離した。
西山君の方を見る。
彼の顔は今まで見たことないくらい赤くなっていた。
「ありがとう」
「え・・・?」
彼は少し困惑した表情を浮かべた。
「君からの優しさ・・・すごく嬉しいよ」
「嬉しい・・・か」
西山君はそう呟いて、私を包んでいた手を離した。
そして、意を決したように、一度大きく息を吸って私の方を凝視した。
彼が何を言おうとしたのかすぐに分かった。
もし、違ったらただの自惚れ。
でも、あたっている自信があった。
と、同時に間違っていてほしいと思う自分がいた。
矛盾している。
自惚れになることを望んでいるんだから。
だって・・・さ。
当たっていたのなら、私はどう答えればいいのかわからない。
答えが見つからない。
・・・いや、違うか。
答えたくない。
引き延ばしたいんだ・・・。
片方を選んだら片方を捨てなければいけないんだから。
両方とも捨てたくない。
そんなことできないのは分かっていても・・・。
そう思うんだ。
そんな自分勝手な想いは西山君には届かず・・・。
「俺・・・平川のことは好きだ・・・」
西山君は言った。
その時、地面に一粒の雫が落ちた。
それからどんどん涙が溢れ出す。
この涙がどんな意味をもつか・・・。
私にもわからない。
「ごめん・・・」
彼は困ったかのような表情を浮かべて私に謝った。
「なんで・・・謝るの?」
「泣いてるから・・・」
私はなにも言わずに制服の袖で涙を拭いて、彼を見た。
「修二君・・・」
私は微かな声で彼の名前を呼んだ。
そして、私が告白の返事を返そうとした時だった。
昼休み終了のチャイムが鳴った。
「教室戻らないと・・・」
彼が言った。
「そうだね・・・」
私は頷いて、急ぎ足で教室の方へと向かった。
結局・・・。
この日、私は彼に告白の返事を返すことはなかった。
↑ ↑ ↑
押してくれるとやる気が出ます♪
今日の題名の訳は『宣言、告白』です。
前回のは分かりますよね?
なんとなく、英語にしてみましたww
ついに・・・里奈からキスをしてしまいました・・・。
この先、どうなるんでしょうか・・・?
では、教習行ってきます♪