22話 空 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「おはよう」


いつも通り、西山君が笑顔で私に話しかけてくる。


「おはよう・・・」


私は少し低い声でそれを返した。


「・・・どうしたの?」


彼は私の顔を覗き込む。


「何が?」


「少し・・・具合悪そう」


「なんでもないよ・・・」


何でもないはずないのだけれど、そういうしかない。


一人で重荷を抱えている自分。


その荷物は次第に増えていく。


心にある大きな荷物。


誰かに話すわけにもいかない。


話したところで何も変わらないんだから。


私の心が楽になる?


そんなのはまやかし。


もし、なっても現状は何一つ変わらない。


特に・・・。


私はちらっと西山君の方を見た。


この人にだけは言ってはいけない。


**************


昼休みの時間になった。


普段、私は新しくできた数人の人たちと一緒に食べていたのだが、今日は気分がのらなかったので誘いを断った。


弁当箱を持って、校舎内を歩く。


どこに行くわけでもなく・・・。


決めてから、移動すればよかったかな。


階段を何度も往復していてそう思った。


「あ・・・」


その時、目に飛び込んだもの。


あった。いい場所・・・。


屋上。


最近の学校は結構立ち入り禁止になっているがこの学校はなっていなかった。


私はドアを開けて、外に出る。


出た直後に春のそよ風が私を歓迎してくれた。


私は、中央部まで行ってそこで座った。


そして、上半身を地面に置く。


寝転がった状態から見えるのは空。


たくさんの雲が見える。


そういえば、誰かがいっていた気がする。


『寂しくなったら雲を見ろ』って。


雲は自分が願ったものの形に形を変えるらしい。


まあ、実際はそんなことはない。


そう見えるだけ。


人間の目の錯覚だ。


空かぁ・・・。


最近、絵を描いていない。


高校に入って、部活に入らなくなり絵を描くことを辞めた。


なんでか・・・。


美術部の肩書きがもう嫌だったから。


私と、俊哉のつながりである美術部が。


書いてる最中に苦しくなりそうな気がするんだ。


ギィィィ・・・。


年季が入った音とともに、ドアが開かれた。


そこには人影が見えた。


誰だろうか・・・?


その時、なぜか私の心臓の鼓動はいつにも増して早くなっていた。







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全く話が進まないこの小説ww


ん~・・・どうしたもんか・・・。


早くしないとマンネリ化が起きそうな気がしますww


そういえば、昨日はブログ見に行けませんでしたぁ・・・。


すいません・・・。


今日の夜見に行きます♪


楽しみにしているブログけっこうあるんでw