18話 冗談だよ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

そんな些細で単純なことにドキッとした自分にイラッときた。


たかが手が触れただけじゃないか。


私は彼の方を見た。


彼は俯きながら少し顔を赤くしていた。


子供っぽい明るい彼はどこにもいない。


図書室という静かな空間が気不味くもあり、いいムードにさせる。


私たちはお互い無言で見つめ合う。


「・・・」


その時、水を差すように終業のチャイムが鳴った。


みんなが図書室から出てクラスに戻る。


私と西山君はその最後尾につく。


隣に並んで歩く。


けど、何も話さない。


私は横目でチラッと西山君の方を見た。


・・・。


目が合った。


う・・・気不味い。


私がそう思い、彼から目を逸らそうとした時・・・。


急に自分の足場が崩れた。


その言い回しはオーバーかもしれない。


ただ、私が足を踏み外しただけ。


子供みたいに階段から。


先生やほかの生徒は、もう先に行ってしまっていたので


私は見事に踊り場まで転がっていった。


そして、そのまま意識を失った。


*******************


目を覚ますと、私はベッドらしきところに寝かされていた。


私は辺りを見渡そうと、体を起こそうとするが思うように動かない。


「っ・・・」


全身に軽い痛みが走った。


「全身、打ち身だよ」


西山君が顔を私の前に出してきた。


「そうなの・・・?てか、ここどこ?」


「保健室。まだ、始まって数日しか経ってないのにいきなり何やってんだよ・・・」


「君のせいだよ」


「俺!?」


「冗談・・・」


私はそう言って全身の力を抜いた。


あ~・・・体痛いなぁ・・・。


「そういえば、みんなは?」


「今、クラスにいるよ」


「そっか。で、なんで君はここにいるの?」


「だめ?」


「別にそうじゃないけど・・・」


「こっちは、平川さん抱えてここまで来たんだよ?」


「そうなの!?」


「うん。いや~重かった」


西山君はカラカラ笑いながらそういう。


「・・・あとで殺してやる・・・」


私は唇を噛んだ。


「冗談だよ。とりあえず、動けるようになるまでここにいるよ」


「ありがと」


なんだか・・・彼の優しさに少し嬉しくなった。






にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

↑ ↑ ↑

押してくれるとやる気が出ます♪




あ~・・・この場所書くの忘れてましたww


そういえば、金曜から教習所に通います♪


免許とったら誰を最初の助席に乗せようかなぁ~ww