入学してから数日間は授業がなく楽な日々が続く。
楽だけど暇なのも確か。
なぜか知らないが、みんなが私に話しかけてくる。
西山君はもちろん、女の子も男の子も。
なんでなんだろうか?
私の美貌のせいか?
なんて冗談でもそんなことを言った自分に自嘲した。
抜け殻のように過ごすと思っていた学校生活。
けど・・・。
「この後、学校見学らしいぜ。校内を周るらしい」
楽しそうに子供みたいな無邪気な笑顔を見せる君。
・・・悪くない。
この生活も。
「そうなんだ。つまらなそうだね」
私は興味なさそうにそう返した。
「え!?なんか探検みたいで楽しそうじゃん!!」
「子供・・・」
私は彼を小馬鹿にするように笑った。
「なっ!!平川さんと同い年ですけど?」
西山君は頬をふくらます。
俊哉とは全然違うタイプ。
俊哉はドンくさくて私の前だけでカッコいい男の子。
西山君は子供っぽい感じで明るい男の子。
対照的。
だけど・・・どこか似ているような気がした。
「到底同い年には見えないなぁ」
「ひどくない?」
「全然。思ったことを言っただけだよ?」
「もう少しオブラートに包もうよ」
「却下」
私はそう言って、カバンの中に入っていた小説を取り出す。
今話題の今度映画化もされる本だ。
「小説読むの?」
西山君が聞いてくる。
「読むよ~」
「お薦めは?」
「色々」
「何それ・・・」
その時先生が
「今から図書室見に行きます」
そういった。
「ちょうどいいや。いいのがあるか教えてよ」
「めんどくさいなぁ・・・」
私はそう言うが、内心少し嬉しかった。
こうやって頼ってきてくれる人が。
図書室に着いて、私は日本人作家の棚に向かう。
西山君が後ろをついてくる。
「あ・・・」
私は自分がよく読む作家の目の前で立ち止まり、一冊の本を取る。
「これ、けっこういいよ」
私はその本をかれに渡そうと彼の目の前に出した。
「ありがとう」
彼はその本を受け取る。
その時だった。
私と君の手が思いっきり触れた・・・。
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押してくれるとやる気が出ます♪
今日の更新少し遅れてしまいました・・・。
すいません・・・。
最近俊哉が出てきませんね~。。
まあ、とりあえず俊哉、理奈、修二の三人がこの物語の主軸となるので!!
では、みなさんのブログ見に行きます~♪