私は、未来を変えることなく同じ時を繰り返した。
ただ、平凡に。
タクシーの中で私は一人で考え事をする。
もちろんこの先のことだ。
夜、私は佳奈の不審な行動を見て朔弥君と佳奈が一緒にいるところを目撃する。
それで、あの後に2人は付き合う。
多分。
ただ、会話がよく聞き取れなかったから分からないけど。
でも、私にもチャンスはあるはずなんだ。
もしかしたら、運命は変えられるかもしれない。
私が告白すれば朔弥君の気持ちは変わるかもしれない。
あの時の私は諦めてしまったけど。
もう一度・・・時を止めて・・・。
ああなった運命をひっくり返して・・・。
自分の幸せを掴む。
相馬君にも、佳奈にも悪いことをするかもしれない。
自分が玉砕するかもしれない。
それでも・・・。
今度は後悔をしないように。
ずっと想い続けるだけの恋を終わらせるように。
それに・・・。
彼は久しぶりに合った時に言ってくれた。
『長嶋のことが好きだった』って。
だから成功する。
絶対に。
そんなことを考えているうちに、ホテルに着いた。
今日一日の観光が終わったんだ。
ここからが私の勝負。
三年前の私はこの時どんなことを考えていたっけ。
確か、チョコを渡すか渡さないかを考えていた。
あの時の方が少し考え方も可愛らしかったかもしれない。
「夏実~」
佳奈が部屋に着くなり私を呼んだ。
「どうしたの?」
私はそういうが、佳奈が次に発する言葉は分かっている。
『そこにあるカバンとって』だ。
今さらながら同じことを繰り返すのは味気ない。
だが、いちいち未来を変えてしまうのもどうかと思う。
だから、ここは普通に。
「そこにあるカバンとって~」
そらきた。
「わかった」
私は小さな赤いカバンを手に持って、佳奈に渡す。
「ありがと」
「その中何が入ってるの?」
「秘密」
まあ、秘密言われても中身が何だか知ってる。
チョコレートだよね佳奈。
朔弥君に渡すための。
「ねぇ・・・・佳奈」
ここからは前に言わなかった言葉。
だから、一瞬時が止まる。
「何?」
不思議そうに佳奈は私を見る。
「勝負だよ」
私は意味がわからないという表情を浮かべている佳奈に宣戦予告をした・・・。
そして、コンビニで聞いた君の言葉をもう一度思い出す。
『僕は長嶋のことが好きだった』
私たちは両想いだったってことを。
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この展開はミスでしたかね~?
とはいっても、もうこの流れで突き進むしかないのでww
みなさん、あともう少しなので最後まで見ていただけるととてもうれしいです!!
よろしくお願いします☆