46話 2月14日 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

目を覚ますと、窓から光が差し込んでいた。


「・・・もう朝か・・・」


私は目を擦り、上半身を起こした。


そして、周りを見渡して私は異変に気付いた。


「どこ・・・ここ・・・」


相馬君と一緒にいた部屋じゃない。


全く知らない場所。


和室の部屋に布団が六つ。


あとの五つは誰だかわからないが布団にかぶさって寝ているようだった。


「あ・・・」


ここは知らない場所じゃない。


知ってる場所だ。


でも、まさか・・・。


そんなことがありえるだろうか?


頭の中が混乱してきた。


その時、一つの布団の中が動いた。


そして、毛布がめくられて・・・。


「佳奈・・・」


親友の姿が目の前に現れた。


「おはよう、夏実。起きるの早いね」


彼女は欠伸しながら私を見る。


「え・・・あ、うん」


「どうしたの?」


そんな不審な私の切り返しに不思議そうに佳奈は私に聞く。


「なんでもない。それよりさ・・・」


「何?」


「今日は何年の何月何日だっけ?」


「西暦?平成?」


「西暦で」


「2004年2月14日だよ」


「・・・!!」


こんなことって・・・あるのだろうか?


本日二回目だが・・・。


私がさっきまでいたのは2007年の1月23日。


それなのに・・・。


いつの間にか3年近く前に戻っている・・・。


「どうしたの?そんな鳩が豆鉄砲くらいましたみたいな顔して・・・」


「なんでもない・・・よ」


私は何とか返事を返す。


そして、一瞬時が止まったような気がした。


ん・・・?


2月14日・・・?


修学旅行中だ。


しかも・・・バレンタインデーの日。


あの日に・・・なんで・・・。


「夏実~。ドライヤー貸してくれない?」


佳奈が鏡で髪を指で弄びながら言った。


一緒だ。


あの日の朝も佳奈はこのセリフを言った。


そして、私はこの時『私が使った後にね』って言った。


でも、今私は使いたい気分じゃない。


だから


「いいよ」


私はバックから取り出してそれを渡した。


すると・・・また、時が止まった。


え・・・?


何も動かず静止している。


佳奈の伸ばしたその手も。


私自身も・・・。


動いてるのは私の意識だけ。


でも、それは1秒も満たないうちに終わって時が進む。


佳奈は私からドライヤーを受け取り、みんなを起こさないように忍び足で洗面台に向かった。


今この瞬間に分かったことがある。


過去と違ったことを言うと、一瞬世界が止まる。


そして・・・未来が変わる。


てことは・・・。


私はもう一度日付を確認した。


今日は2月14日。


佳奈が朔弥君にチョコレートを渡す日だ・・・。








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もうすぐ終わるというのに新展開ですww


というより、最後の展開ですね♪


夏実が過去に戻ったという・・・。


そんな話です。


そういえば、昨日のアクセス件数がめちゃくちゃ上がってたんで、


なんと二桁にランクインしました。


ありがとうございます♪


ただ、あれ絶対誰かが何度も見たんじゃないかなぁと思うんですけどww


それでも、それだけ見てくれるってだけで嬉しいです!!


これからもよろしくお願いします☆