35話 メール | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

~side長嶋夏実~


君がいない高校生活はつまらない以外の何物でもなかった。


大好きな人の姿を見ることはない。


こんなに後悔することになるなら、高校どこに行ったのか聞けばよかった・・・。


まあ、聞く勇気もなかったんだけど。


もう、あれから一年。


一年たったのに、君が私の頭の中の大半を占めている。


むしろ、私ってストーカーじゃないか?


なんて思った時もある。


もし、彼が今私の目の前に現れたら・・・。


私は迷わず抱きつくだろう。


人目なんか気にせず。


相手の心情も気にせず。


ただ、自分の本能のままに。


それほどまでに大好きな朔弥君。


会いたいなぁ・・・。


自慢じゃないが、今の私なら彼を振り向かせられるかもしれない。


中学の時はすっぴんだったけど、今は軽く化粧だってする。


それがうまくいったのか、やたらもてる。


面白いぐらいに。


高校だから、みんな恋愛に飢えてるだけなのかもしれないが・・・。


それにしてもだ。


ちなみに、昨日も告白されたし。


なんか、ファンクラブできてるし。


モデル勧誘されるし・・・。


テストが簡単で点数がやたら取れるし。


順風満帆な生活だ。


その中で唯一・・・。


もし、ここに朔弥君がいれば・・・。


私の高校生活はバラ色だっただろう。


もう、いっそ誰かと付き合っちゃおうか?


なんて考えたりもする。


あの時の相馬君とのキスみたいに衝動的に。


いや・・・それはまずいか・・・。


そういえば・・・佳奈と朔弥君は今も付き合っているのだろうか?


私は携帯を開き、アドレス帳を出す。


そして、「に」の行の『西崎佳奈』のところで、ボタンを止めた。


「メール・・・してみようかな・・・」


でも・・・なんて送ればいいだろうか?


朔弥君と上手くいってる?


とか?


ただの嫌みにしか聞こえないか。


じゃあ、なにがいい?


・・・。


思い浮かばない。


その時、携帯が振動した。


誰からメールが来たらしい。


「誰だよ・・・」


私は悪態をつきながらメールを見る。


その相手は・・・相馬君からだった。





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う~ん・・・。


今日の一ヵ月後がクリスマスですね~。。


みなさん、クリスマスの予定はありますか?