佳奈のこんな楽しそうな表情を見ると、罪悪感が僕を包み込む。
佳奈は僕のことを好きでいてくれている。
なのに・・・僕は・・・。
佳奈のことが好き。
これは偽りのない真実。
でも・・・。
もう、会わずに一年も経ったのにまだ僕は長嶋が好き。
なんだかなぁ・・・。
なんで、こんなに長嶋を好きになったんだろうか・・・?
僕は、ちらっと佳奈の方を見る。
佳奈は下を向いて嬉しそうな顔をしていた。
そして、僕の視線に気づくと僕の方を見て頬をほのかに薄紅色に染めた。
ドクン・・・。
僕の心臓が鼓動を上げた。
その時、佳奈が手を握る力を強めた。
「どうした?」
「もう・・・離したくないなぁ・・・なんて思って」
あははと少し控え目に笑いながら佳奈は言う。
「ありがとう・・・」
僕はそう言って、彼女の手を強く握り返した。
最悪だよな・・・僕。
佳奈と一緒にいたいと思ってるのに・・・長嶋のことが頭から離れないんだ。
「朔弥君・・・」
「なに?」
「キスして・・・ほしい」
彼女が真剣な眼差しで僕を見る。
「え・・・と・・・」
僕は答えに困る。
「嫌・・・?」
「嫌とかじゃなくて・・・」
「まさか・・・」
佳奈が何か分かったかのようないやらしい表情を浮かべた。
「何・・・?」
「まさか・・・キスしたことないの?」
「う・・・」
「図星かぁ」
「うるさいな」
「もう、高校二年生だよ?」
からかうように、僕を見る。
さっきまでの、可愛らしい佳奈はどこにもいない。
完全なサドになっている。
「高校二年でもやってない人はたくさんいるよ。てか、佳奈はしたことあるの?」
「もちろん」
佳奈は笑顔で即答した。
「誰と?」
「知りたい?」
「そりゃあ知りたいさ」
「君がキスしてくれたら、教えてあげる」
「う・・・」
「臆するなよ。そんなんじゃ将来結婚できないゾ?」
「なんで、そこだけ可愛らしくカタカナ使ってんだよ」
「気にしない気にしない。」
「おいおい・・・」
「そんなことより・・・男の子なのにする勇気ないの?」
「それは・・・」
僕の視線が泳ぐ。
「早めにこういうのは経験した方がいいと思うよ?」
「・・・そういうものなのか?」
「うん。だから・・・」
彼女は僕の顔を覗き込む。
キス。
それは唇と唇を重ねるだけの単純な行為。
けど、その行為は僕にとっては少なくとも簡単ではない。
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押してくれるとやる気が出ます♪
さっき、タウンページ見てたらいいバイト先見つけたんですよ。
で、そこには『進路が決まった高校3年生大歓迎』って・・・。
受かったら、そこに電話してみようかなって思ってるんですけど、もう遅いですかね?
ていうか、まず受からないと~・・・。
なんてことを考えても、今僕にできることはないので・・・。
小説を執筆することにしますww