33話 知りたい? | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

佳奈のこんな楽しそうな表情を見ると、罪悪感が僕を包み込む。


佳奈は僕のことを好きでいてくれている。


なのに・・・僕は・・・。


佳奈のことが好き。


これは偽りのない真実。


でも・・・。


もう、会わずに一年も経ったのにまだ僕は長嶋が好き。


なんだかなぁ・・・。


なんで、こんなに長嶋を好きになったんだろうか・・・?


僕は、ちらっと佳奈の方を見る。


佳奈は下を向いて嬉しそうな顔をしていた。


そして、僕の視線に気づくと僕の方を見て頬をほのかに薄紅色に染めた。


ドクン・・・。


僕の心臓が鼓動を上げた。


その時、佳奈が手を握る力を強めた。


「どうした?」


「もう・・・離したくないなぁ・・・なんて思って」


あははと少し控え目に笑いながら佳奈は言う。


「ありがとう・・・」


僕はそう言って、彼女の手を強く握り返した。


最悪だよな・・・僕。


佳奈と一緒にいたいと思ってるのに・・・長嶋のことが頭から離れないんだ。


「朔弥君・・・」


「なに?」


「キスして・・・ほしい」


彼女が真剣な眼差しで僕を見る。


「え・・・と・・・」


僕は答えに困る。


「嫌・・・?」


「嫌とかじゃなくて・・・」


「まさか・・・」


佳奈が何か分かったかのようないやらしい表情を浮かべた。


「何・・・?」


「まさか・・・キスしたことないの?」


「う・・・」


「図星かぁ」


「うるさいな」


「もう、高校二年生だよ?」


からかうように、僕を見る。


さっきまでの、可愛らしい佳奈はどこにもいない。


完全なサドになっている。


「高校二年でもやってない人はたくさんいるよ。てか、佳奈はしたことあるの?」


「もちろん」


佳奈は笑顔で即答した。


「誰と?」


「知りたい?」


「そりゃあ知りたいさ」


「君がキスしてくれたら、教えてあげる」


「う・・・」


「臆するなよ。そんなんじゃ将来結婚できないゾ?」


「なんで、そこだけ可愛らしくカタカナ使ってんだよ」


「気にしない気にしない。」


「おいおい・・・」


「そんなことより・・・男の子なのにする勇気ないの?」


「それは・・・」


僕の視線が泳ぐ。


「早めにこういうのは経験した方がいいと思うよ?」


「・・・そういうものなのか?」


「うん。だから・・・」


彼女は僕の顔を覗き込む。


キス。


それは唇と唇を重ねるだけの単純な行為。


けど、その行為は僕にとっては少なくとも簡単ではない。











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さっき、タウンページ見てたらいいバイト先見つけたんですよ。


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受かったら、そこに電話してみようかなって思ってるんですけど、もう遅いですかね?


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なんてことを考えても、今僕にできることはないので・・・。


小説を執筆することにしますww